ケアレーベルが祐真朋樹とコラボレーションしたスペシャルデニムを発売｜Care label

Care label｜ケアレーベル

祐真朋樹とコラボレーションしたスペシャルデニムを発売

イタリアのクラフツマンシップを現代的にデニムへと反映させたコレクションを展開するブランド「Care label（ケアレーベル）」。9月1日（火）に、ファッションディレクターの祐真朋樹氏とのコラボレーションデニムを発売することとなった。アイテムの魅力と、製作にいたる経緯を伝えたい。

Text by OPENERS

オーセンティックで唯一無二、至高のデニムが誕生

2014年夏、日本における「ケアレーベル」ブランドの新作発表会のために来日した、デザイナーのレオポルド・ドゥランテ氏。その発表会において開かれたイベントで、スタイリングとトークセッションをおこなったのが、スタイリストの祐真朋樹氏だった。また本誌における連載『祐真朋樹対談』にも登場し、そのデニムづくりにたいする情熱を祐真氏が引き出した。

以降、祐真氏はブランドのスタンスに共感し、プライベートでもケアレーベルのデニムを愛用している。

そして2015年の1月、イタリア・プーリア州のレオポルド氏のアトリエで、ふたりは再会を果たす。そこで今回のコラボレーション企画が実現したのだ。展開されるのは、リジッドデニムとホワイトデニムの2種類。そのクオリティとディテールにはまったく隙がない仕上がり。

リジッドのモデルには、イタリアの「キャンディアーニ」社が開発した最高品質の14オンスデニムを採用。品のあるマットなデニムは発色もよく、エレガントな表情を作り出す。それでいて、“デニムらしさ”をしっかりと感じさせてくれる重厚な印象が魅力だ。レッドとブルーを配したセルヴィッヂが、特別な逸品であることを伝える。

いっぽうホワイトのモデルには、日本が誇る繊維製品メーカー「クラボウ」社の素材を使用した。ストレッチの入った10オンスのデニムは、最新の技術を使用した繊維を古い織機で織り上げるという意欲的な素材だ。ホワイトデニムのあたらしい選択肢となりえる、祐真氏ならではのディレクションが光る。

シルエットは、いずれもほどよくスリムなテーパードストレート。美しいラインを生みながらも、立体裁断により身体に沿うパターンは、着用時のストレスを感じさせることはない。

全体のイメージをシックに演出するディテールにも注目。通常よりも細く短いピッチで配されたステッチ、祐真氏のシグネチャー入りのブラックのタグ、ケアレーベルのアイコンでもあるペーパーパッチには和紙を使用するなど、ほかにはないアレンジが随所にほどこされる。

また、ポケットのスレキには、祐真氏のユーモアとファッション性を感じさせる、カナダ人イラストレーターのサラ・グィンドン氏によるイラストが描かれる。

素材には最高品質のものを使用しながら、オーセンティックなジーンズの精神を秘めた、今回のアイテム。ケアレーベルが誇るデニムにたいする知見と技術力、ファッションシーンの第一線で活躍する祐真氏のきめ細かなディレクション、そのふたつが見事に融合したモデルといえるだろう。発売は、9月1日（火）。全国の百貨店、セレクトショップなどから、厳選された店舗で展開予定だ。