J.M. Weston│伊勢丹でしか買えないコードバンの靴
J.M. Weston│ジェイエムウエストン
人気の 「180 ローファー」 と 「ゴルフ」 の日本限定
伊勢丹でしか買えないコードバンの靴
そのつややかな光沢感から「革の宝石」と呼ばれるコードバン。優れた馬革技術によって世界でも類を見ない最高級の馬革をつくりだす皮革会社 新喜皮革のコードバン(馬の臀部から採れる皮革)をまとったJ.M. Westonの人気モデル「180 ローファー」と「ゴルフ」が、伊勢丹新宿店メンズ館地下1階の靴売場にて、11月10日(水)より発売される。
文=OPENERS写真=高田みづほ(靴)写真=J.M. Weston(工場)
日本の最高級コードバンを、フランスで縫って、仕上げて、逆輸入
「いわゆる高級紳士靴では、定番やロングセラーの定評あるモデルがよく売れていますね」という伊勢丹 MD統括部 紳士靴バイヤーの近藤詔太氏。今回発売される伊勢丹限定の「180 ローファー」と「ゴルフ」の生みの親であるキーマンに話を聞いた。
──今回のJ.M. Westonの名作靴にコードバンをのせたのは?
お客さまから「コードバンの靴がほしい」というリクエストをよくいただいていて、コードバンの革の魅力を活かしたエレガントな靴をJ.M. Westonでつくろうという提案からスタートしました。
──その企画はいつからスタートしたのですか?
ちょうど1年前ぐらいですね。コードバンでは世界的に定評のある新喜皮革に革の見本をつくっていただき、J.M. Westonのリモージュの工場に送ったりしました。
──なぜ新喜皮革のコードバンを選ばれたのですか?
新喜皮革のコードバンはとにかくきれいに仕上がります。みなさんもご存知の馬革の特徴にくわえて、革に独特な粘りがあり、見た目ではガラスのような艶やかさがあります。また、新喜皮革のコードバンは、フランスのサフィールの靴クリームを使うなど、フランスと相性がいいというのも大きかったですね。
──10日から発売ですが、できあがりはいかがですか。
3足目のサンプルでやっと満足できるレベルにできあがりました。コードバンは仕上げが難しく、革のもつ透明感や深みをフィニッシュで出してもらうのが大変でしたが、洗練されたドレッシーな「180 ローファー」と「ゴルフ」が完成しました。
おなじみのローファー、ゴルフだけど、なにかがちがう
──近藤さんから見たJ.M. Westonの魅力とは?
フランスらしいドレスカジュアルの雰囲気でしょうか。「180 ローファー」では誕生以来ラスト(木型)を変えず、ソールの革も自社でつくっているなど、かたくななまでに伝統を守りつづけているところもファンに評価されていますね。今回のコードバンの靴はJ.M. Westonにとっては大英断でしょう。
──大英断というのは?
じつは、J.M. Weston社ではこれまで伝統的にコードバンを使うことは避ける傾向にあったそうで、今回は日本の伊勢丹限定ということで実現した経緯があります。
──貴重なモデルですが、バイヤーからお薦めのコメントを。
日本では「ウエストンを履きたい」というお客さまが多く、今回のコードバンはあたらしいチャレンジです。製造数は少ないですが、10年、20年履いていただけるもの。「ローファー、ゴルフだけど、なにかがちがう」というエレガントな靴をぜひご覧ください。
──ありがとうございました。
伊勢丹新宿店
東京都新宿区新宿3-14-1
Tel. 03-3352-1111(大代表)
営業時間|10:00~20:00(不定休)
ジェイエムウエストンジャパン
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www.jmweston.com