選手と共同で製作したコレクション

2年に一度開催されるライダーカップは世界で最も名高いゴルフのチーム対抗戦であり、ヨーロッパのトッププロたちがアメリカの強豪選手とヨーロッパと米国のホーム・アンド・アウェー方式で対戦する。それぞれのチームは1人のキャプテンと12人の選手で構成され、3日間にわたって直接対決を展開。1927年の開始以来、この大会はオリンピックとワールドカップに次いで、世界で3番目に多く観戦されているイベントといわれている。

ロロ・ピアーナは、オフィシャルサプライヤーとして、ヨーロッパチームと提携。2016年と2018年のライダーカップにおいて、移動、練習、試合、祝賀会、開会式、閉会式などの公の場でヨーロッパチームの選手が着用するウェアを製作した。

製作にあたり、ヨーロッパチームのキャプテンを務めるダレン・クラーク選手の要望をフィードバック。今回は、プレビューで公表される練習用3つのスポーツウェアラインの提案のなかから、「Tuesday Practice（チューズデー・プラクティス）」が発表された。

コレクションで展開されるメッツォコッロ（ハイネック）セーターとベストには、ロロ・ピアーナの最も軽くやわらかなカシミアを使用。寒い日でも温かく、心地よい肌触りを実現している。また、肌に触れたときの自然な温度調節機能と通気性を備えたウールピケを素材とするマニカコルタ（半袖）のポロシャツは、運動量の多い活動に使用される。人間工学に基づいてデザインされているため、体の動きを邪魔することはないそうだ。パンツには、防水加工が施され、小雨にも対応する。

今回の提携について、ロロ・ピアーナの会長を務めるアントワン・アルノー氏は、「ライダーカップでヨーロッパチームと連携できることを大変誇りに、そして光栄に思っています。ロロ・ピアーナの気品と品質、そして世界最高級の天然繊維を高機能の製品に転換してきた豊富な経験によって、ヨーロッパチームに大きな勝利がもたらされることを強く願っています。トップアスリートたちのヘイゼルティンでの健闘をお祈りします」と語った。

製作されたウェアは、ミネソタ州のヘイゼルティンでの試合開始から数日前の9月中旬より、世界各地でカプセルコレクションが販売される予定だという。