DIESEL|新作「Jogg Jeans」の魅力
アーティスト さとうたけしが語る“Jogg Jeans”
色落ちもシルエットも本格的なデニムに見えて、実はスウェット地というディーゼルの新作「Jogg Jeans(ジョグ・ジーンズ)」。動きやすさと美しいデザインを両立するこのジーンズを、ある3名に着こなしてもらった。ペイントアーティストのさとうたけし氏、ジャズシンガーの青木カレンさん、スタイリストの橋本敦氏である。三者三様のスタイルとジーンズ論が展開した。
Photographs by ISHII Fumihito (PRIMAL/model)Photographs by TAKENOUCHI Yasuhisa (still)Text by KAWASE Takuro
ライブペインティングに欠かせないお気に入りの1本
現代アートやストリートアートでもしばしば取り上げられるライブペインティグ。しかし、今回の主人公であるさとうたけし氏は、いわゆる絵筆を一切用いず、なんとローラーだけで繊細かつ大胆な作品を仕上げてしまう。まっさらなキャンバスに向かい、下書きもせずローラーを駆使してダイナミックな作品をあっという間に仕上げてしまう独自の手法を確立し、数多くの企業広告やチャリティ活動も手がけている。
パフォーマンス要素も重要なライブペインティングには、その着こなしにも独自の美学と哲学がうかがえる。20歳の頃に単身LAへ渡り、そこで衝撃を受けたのが、ビルや壁面に描かれたローラーペイントによる巨大なグラフィックだった。さとう氏はそこに可能性を見出だし、独自にテクニックを磨き上げて自らの手法を編み出していった。それは作品を描く場所に観客を招き、決められた時間内にローラーだけを使って仕上げてしまうというものだ。
そのパフォーマンス的要素を盛り込んだ手法によって、まず本国アメリカ内で高い評価を得る。その後数多くの有名企業やブランドからひっきりなしにオファーが来るアーティストとして広く認知されるようになった。そんな今大きな話題を集めるさとう氏は、以前から大のディーゼルファンでもある。
「本当に僕は昔からディーゼルLOVE! なので、今回のオープナーズでの撮影を楽しみにしていましたし、この機会をいただいて光栄に思っています。中学生の頃から憧れていたのは、ファッションや映画も含めたアメリカでした。だから大のジーンズ好きで、地元のアメリカ古着で有名なショップに足繁く通って、あれこれ物色していました。
そのとき、ヨーロッパ古着として出会ったのがディーゼルだったんです。当時は高価だし、売っている店も限られていて、なかなか手に入れられなかったのですが……。それからしばらくした24~25歳のときに、やっとディーゼルを手にすることができました」
さとう氏流のジョグジーンズのはきこなし法
昔も今も多くの人にとって特別な存在であり、プレミアムなジーンズブランドとして君臨するディーゼル。さとう氏の抱いていたディーゼルのイメージとその印象を尋ねてみた。
「まずはなんといっても現代的なフィット感ですよね。今でも安い買い物ではないので、いつも店員さんにいろいろ訊いて、試着をしながらじっくり選んでいます。そうしてサイズにもこだわったディーゼルのジーンズをはいていると、周りから『それ、ディーゼルじゃん!』って言われるのが嬉しくて(笑)。
昔からずっとディーゼルのジーンズは股上が浅くてスタイリッシュというイメージがありましたね。若い人がはいてももちろんかっこいいのですが、ある程度年代のいった男性がはいていると、よりその人がかっこよく見えるんですよね。特に『自分のサイズ感を分かってるなぁ』という人がディーゼルだということも多いですから」。
それでは今回着用していただいた、ディーゼルの新シリーズである“ジョグジーンズ”について、その感想と着こなしをうかがった。
「アトリエでもジーンズ、本番もジーンズなので、一年の中でジーンズの着用頻度は90%くらい。普段からジーンズの着こなしは極力シンプルな合わせ方を意識していて、白いオックスフォードシャツかスウェットを選ぶことが多いですね。今回着ているシャツはディガウェルのプルオーバーシャツです。
ペインターという職業柄、どうしても服を汚しがちですが、本番中は服を汚さないように意識しています。ライブペインティング中は観客に見られるということもあるし、汚れて当然な服ではなく、自分が本当に気に入っている服を着たいからです。
最初はスウェット素材ということだったので抵抗感があったのですが、実際に脚を通してみたらすごくよかった。非常に軽くて動きやすいので、ペインティング中にもぴったりなんです。以前にもデニム風に転写プリントしたスウェットパンツはありましたが、本物のジーンズに欠かせないインディゴの風合いもあって、はきこむほどに色落ちしてくるのも楽しいんですよね。
動きやすさを活かしたスタイルはもちろんですが、パーティなどにお呼ばれするときは、ジャケット着用が求められることもあります。そんなときは、GIANOというテーラーで特別に仕立てたタキシードディテールのジャケットをジーンズと合わせることもあります。カッチリしすぎたのはあんまり好きになれないし、アーティストならジーンズでもOKという場所も多いのですから。そこは役得ですね(笑)。
このジャケットもそうなんですが、シャツもストレッチが入っているので、このままペインティングもできるんです。本番中に次なるアイデアを思いついたりすることがあるので、ライブペインティングにはまだまだ可能性を感じています。そんな発見をする瞬間にも、このジョグジーンズをはいているんだろうなって思います」
Jogg Jeans
ディーゼル ジャパン
0120-55-1978
#JOGGJEANS
http://www.diesel.co.jp/collection/joggjeans/
オンラインショップ
http://www.store.diesel.co.jp
ジャズシンガー 青木カレンが語る “Jogg Jeans”
ステージでも家でも、気持ちよく自分らしく
弊誌ブログでも執筆中のジャズシンガー 青木カレンさん。テレビやラジオなど、数々のレギュラー出演番組でも知られ、ライブやレコーディングでも多忙な人気シンガーだ。ジャズを基本としながら、ポップスを含めたさまざまな楽曲を自分らしく表現することで、大きな注目を集めている。バランスのよい体型を活かした服の着こなしにもファンの多い彼女。普段のジーンズとの付き合い方を尋ねてみた。
「私は本当にジーンズをはくことが多くて、週6日くらい。ステージではワンピースを選ぶことがほとんどで、月の半分がライブというときはメイクもしっかりして、ドレッシーな衣装を着ることが多くなる。なのでその反動か、ステージから下りたら、なるべくカジュアルで着心地のいい格好をしていますね。だから、オフのときは、いつもジーンズを選んでいます」
「昔からずっとスリムフィットのジーンズをはいていたかも。10代の頃から、選ぶジーンズのシルエットの変遷はありますが、いまでも、断然フィット感のあるスキニーシルエットが好きです。ブーツカットが好きだった時期もあるんですが、基本はまっすぐ縦に落ちるシルエット。私は背がそんなに高くないので、ボーイフレンドデニムとかワイドなシルエットはほとんどはかなかったです。
改めて自分のジーンズ経験を思い浮かべると、アメリカに住んでいていた子供の頃はケミカルウォッシュが好きだったかも知れません。裾をぴっちり折って、スニーカーを合わせていましたね。それこそ、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックの全盛期でしたから(笑)」
ステージでもあえて、デニムをはきたい
「ディーゼルを意識したのは、日本に戻ってきてしばらくした頃です。原宿の明治通沿いにショップがあった頃に、ちょこちょこ足を運ぶようになりました。私が当時から抱いていたディーゼルの印象は、“遊び心あるおしゃれな大人の女性がはいているジーンズ”というイメージです。お店であれこれと商品を見ていると、手頃な価格のものから、とても高価なものまでありますが、私が特に惹かれるのは、手の込んだ1点モノのような商品でした。高くてなかなか手が出しづらいのですが、そんなディーゼルらしいジーンズを上手に着こなせる大人の女性になりたいと、その頃から思っていました。
今回の撮影ではいた「ジョグジーンズ(“グルーピー606”スキニーフィットモデル)」は、今まで体験したことのない気持ち良いフィット感で、びっくりしました。それに、すごくフィット感があるのに動きやすいんです。それに、ちょっとO脚気味に見える脚をまっすぐ見せてくれるのも気に入りました。色落ちの具合で、立体感を出していてさらにスリムに見せてくれるんですね。
スキニージーンズを長時間はいているとどうしても締め付け感があって、家に帰るとすぐに脱いでしまいたくなるのですが、これなら、そのまま家の中ではいていても気持ちいい! だから休日は、特に重宝しています。いままでもストレッチのきいたスキニージーンズはたくさんありましたが、この「ジョグシーンズ」は、ありそうでなかった新しいはき心地です」
今回のコーディネートについてもうかがった。
「黒いトップスは、銀座のプランタンで購入したものです。いつも、かわいい店員さんと相談しながら買っています(笑)。シューズは、脚がきれいに見えるように、ヒールのあるものを合わせます。オフスタイルにコーディネートした白いニットも、同じブランドのものです。ピアスと併せて、ネオンカラーのベルトを合わせてみました。靴は、見た目がラフになりすぎず、履き心地のよいものを選びました。今まではずっとワンピースやかっちりとしたドレスが多かったのですが、今度は、ステージでもデニムスタイルに挑戦したいですね」
Jogg Jeans
ディーゼル ジャパン
0120-55-1978
#JOGGJEANS
http://www.diesel.co.jp/collection/joggjeans/
オンラインショップ
http://www.store.diesel.co.jp
スタイリスト 橋本敦が語る“Jogg Jeans”
実力派スタイリストの感性を刺激する今までにないはき心地
若くしてスタイリストの道をこころざし、長年にわたりメンズファッションの一線で、数多くの役者やミュージシャンから、アスリートまでのスタイリングを手がけ、男性ファッション誌でも活躍中のスタイリスト橋本敦氏。細部までこだわり抜いたヴィジュアル作りからは、本人同様ソリッドな男らしさと清潔感が同居している。
ストリート感溢れるカジュアルは当然のことながら、大人の男に欠かせないスーツやジャケットのスタイリングにも、数ミリ単位でこだわり抜く。妥協なき真摯なその仕事ぶりは、多くのファッションブランドからも高い評価を得ている。日本に本格上陸したころからディーゼルとの親交も深い橋本氏に、ジョグジーンズを着用した第一印象と、普段のジーンズスタイルについて質問をしてみた。
「まず脚を通してみて、はき心地がすごくいいことに驚きましたね。スウェット素材なので柔らかいのは当然ですが、デニム織りなのでルーズになりすぎず適度なフィット感があるのが気に入りました。もともとパンツ好きなので、そのときどきに合わせて選んでいます。
ジーンズに関して言えば、週2回くらいでしょうか。たくさんの種類があるパンツの中でも、フルレングスで穿くのはジーンズとスラックスですね。でも最近スラックスは9分丈前後にすることが多くなっているので、フルレングスといえばジーンズになりますね。やっぱりジーンズはスタイリングしやすいので、選ぶシューズもブーツからスニーカーまで幅があります。僕個人が気に入っているバランスは1.5センチ幅くらいで折り返してセルヴィッジが少し見えるようなレングスです。
自分は背があまり高くないぶん、足元に主張をもたせてメリハリを付けることを意識しています。今回選ばせてもらったブラックのジョグジーンズについても、例えば足元だけ色目を外したんですが、ジョグジーンズのステッチの色と合わせたライトブラウンカラーのローファーを合わせたり、カモフラのスニーカーにしても白いソールをアクセントにしたりすることで、相性を考えた上でメリハリのある印象を心がけました」
5ミリ単位で調整するほどのレングスへのこだわり
今回ディーゼルの魅力を熟知した橋本氏が選んだのは、THAVAR(タバー)というスキニータイプのモデル。あえて加工の少ないブラックをディーゼルのミリタリーブルゾンとスポーティなブルゾンとそれぞれ合わせ、都会的なスタイリングを披露していただいた。
「ミリタリーブルゾンは今季らしいアイテムです。カーキとブラックなので重く見えがちですが、インナーに淡色のハイゲージニットを差すことで春っぽい軽さを演出することができます。特にこういったボーダーニットはリラックス感が出るので重宝しますね。足元はブルゾンの色を拾って、カモフラのスリッポンを選びました。
もうひとつのスタイリングは、スポーティかつモノトーンベースにまとめました、あえて今回はジョグジーンズのイージーな感じが全面に出ないようにローファーを合わせましたが、個人的にはスニーカー(特にジョギングタイプ)で全身をブラック×ホワイトにスポーティにまとめたいですね。
初めて手にしたパンツは、手持ちの靴との組み合わせを考えながら、微妙にレングス変えるようにしています。本当はもう少し、このジョグジーンズに最適なレングスを検証する時間が欲しかったんです(笑)。
以前、直し屋に裾上げをお願いしたとき、どうしても納得できなくて3回もやり直したことがあるんですが、さすがに店員さんから苦笑されましたね(笑)。やっぱりパンツ裾は合わせる靴によって変えたいから。このタバーもそうですが、最近気に入っているジーンズは、膝下からまっすぐのシルエットが多いので、ワンクッションからハーフクッションの間くらいで裾丈を合わせることをおすすめします」
Jogg Jeans
ディーゼル ジャパン
0120-55-1978
#JOGGJEANS
http://www.diesel.co.jp/collection/joggjeans/
オンラインショップ
http://www.store.diesel.co.jp