MARGARET HOWELL|池田尚輝がスタイリングする最旬ベストスタイル
トーンを抑えたカラーリングが特徴の今シーズンのスタイリングをさらに魅力的に
池田尚輝がスタイリングする最旬ベストスタイル(1)
今シーズンのマーガレット・ハウエル メンズについて、「かなりトーンを抑えたカラーリングがメインで、色味のバリエーションが少ない分、素材のチョイスが際だっている印象を受けました」と語るスタイリストの池田尚輝氏。全体の色味をまとめる“トーンオントーン”が特徴の今シーズンのスタイリングを池田氏がさらに着こなしやすく解説する。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by TANABE Go (MODEL)Photographs by JAMANDFIX (STILL LIFE)Styling by IKEDA Naoki Hair-makeup by Reina Model by James Smith(DONNA)
今シーズンの“must have”コットンリネンジャケット
今季のファーストチョイスは、絶妙なラフ感とナチュラルな風合いをあわせもち、スーツとはちがったカジュアルなセットアップが楽しめるコットンリネンジャケット。今季のコレクションのキーワードの一つ“リネンの素材感”をアピールする。
タテ糸にコットン、ヨコ糸にリネンを使って高密度に織り上げたオックスフォードの生地は、着込むほど適度なハリとコシがなじんでくるマーガレット・ハウエルの逸品。パッチポケットのジャケットは堅苦しさがなく、さりげなくきれいめで、同素材のトラウザーズとあわせてセットアップで着こなしても、リラックス感あるコーディネイトが楽しめる。
この春夏は「デイリーにセットアップ」が合言葉
「やや細めのシルエットで、カジュアル感あるパッチポケットのジャケットに、リネンのシャツをコーディネイト。ポイントは、ベルトと靴のタフなレザー使いで、黒で全体を引き締めると同時に、リネンの質感ときれいにマッチしています」(スタイリスト池田尚輝)
写真左/ジャケット4万7000円、シャツ3万3000円、トラウザーズ2万8000円、ベルト1万6000円、靴7万9000円(すべてマーガレット・ハウエル)
“大人ショーツ”はこう着こなすのが正解
「このスタイリングは、上着を単品で使ったもの。インナーの茶のカットソーに、ベージュのショーツ、トリッカーズ別注のチャッカも茶でまとめて、ネイビーのジャケットで全体をドレスアップ。ランウェイでもアクセントとなっていた黒のリネンのスカーフをポイントに」(スタイリスト池田尚輝)
写真右/ジャケット4万7000円、カットソー1万4000円、ショーツ2万9000円、スカーフ8000円、ソックス2800円、靴7万9000円(すべてマーガレット・ハウエル)
トーンを抑えたカラーリングが特徴の今シーズンのスタイリングをさらに魅力的に
池田尚輝がスタイリングする最旬ベストスタイル(2)
MARGARET HOWELL×BARACUTAの“ダブルネーム" 英国メイドに注目
バラクータの名作「G3」をベースに、素材を別注し、ディテールも変更。マーガレット・ハウエル別注は、あたらしいブリティッシュトラッドを表現する。
英国を代表するブルゾン(スウィングトップ)の原型、バラクータのオリジナル「G3」を、マーガレット・ハウエルがアレンジ。素材をコットンリネンに、ディテールも細かく変更し、もちろん英国メイド。一見、オーセンティックな印象だが、モダンなフィーリングで着こなせる“トーンオントーン”にふさわしいカラーリングが新鮮だ。バラクータでは、史上初の“ジョイントレーベル”を実現したのも早くも話題となっている。
男らしさが香るバラクータをシンプルに着る
「このバラクータ×マーガレット・ハウエルの魅力の一つは、裏地の赤いタータンチェック。その赤がきれいに映えるように、インナーはシンプルにライトグレーのTシャツにして、スポーティななかに男らしさのある着こなしを考えました」(スタイリスト池田尚輝)
写真左/ジャケット6万7000円、カットソー1万4000円、トラウザーズ2万1000円、靴7万9000円(すべてマーガレット・ハウエル)
全体のトーンを統一して、洗練された印象を
「裏地の赤を見せつつ、ストールもふくめて紺で全体のカラーを統一。ばらつきがなく、スマートな着こなしが楽しめます」(スタイリスト池田尚輝)
写真右/ジャケット6万7000円、デニム2万3000円、スカーフ3万3000円[3月下旬入荷予定]、靴7万9000円(すべてマーガレット・ハウエル)、ニット2万1000円(MHL.)
※価格はすべて税抜価格(2014年3月現在)
アングローバル
Tel. 03-5467-7874
http://www.margarethowell.jp