MARGARET HOWELL|スタイリスト加藤 彩さんが語るマーガレット・ハウエル
MARGARET HOWELL|マーガレット・ハウエル
「清潔感ある男性を連想させる、ナチュラルな色づかい」
スタイリスト加藤 彩さんが語るマーガレット・ハウエル
今回のマーガレット・ハウエル メンズコレクション“Early Summer”のスタイリングを手がけたのは、スタイリストの加藤 彩さん。昨年暮れにマーガレット・ハウエルの店頭で配布され大好評を得た“ギフト特集”につづいての登場だ。Early Summerの撮影を終了して、今回の商品についてうかがった。
Photographs by SATO AsaStyling by KATO Aya
初夏という季節の心地よさを表現する、シンプルにして配慮の行き届いた服
「東京での活動ではなく、ロンドンからキャリアをスタートしたんです」というスタイリストの加藤 彩さん。そのロンドンで師事したのは、現在『VOGUE HOMMES JAPAN』のファッションディレクターを務める、ニコラ・フォルミケッティ氏である。
「アシスタントとして2 年ほど、さまざまな現場を経験しました。ちょうど『Dazed & Confused』や『Another Magazine』が立ち上がったころで、刺激的な毎日でしたね」と当時を振り返る。
今回の「アーリーサマー特集」の撮影を終え、「どのアイテムも一見シンプルなのですが、プリントや配色、素材の良さなどに、こだわりが表れていると感じました。同時に、初夏という過ごしやすい季節の“気持ちよさ” も想像できるコレクションなのでは。マーガレット・ハウエルらしい着やすさを実現してくれる細やかに配慮された仕立てと、ナチュラルな色づかいがポイントだと思います」と語る。
とくに色については、「秋冬とは異なる色味のグレーが美しい。ベーシックな色だけれど、ポイントとなる鮮やかな黄色やブルーと合わせても、コントラストが強くなりすぎない。そこがマーガレット・ハウエルらしいグレー、ということなんだと思います。全体的に、清潔感ある男性を連想させるカラーが揃っていますね」との感想だ。
もちろんデザイナーとしてのマーガレット・ハウエルにも惹かれている。「彼女は一本芯がとおっていて、ぶれないのが魅力。毎シーズンのコレクションはもちろん、お店の空気にも世界観が表れている希有なブランドです。たとえ言葉はちがっても、感じているものは同じなのかもしれません」。いつも自然体の加藤さんが描き出す、ナチュラルでモダンなマーガレット・ハウエルの世界観を感じてほしい。
加藤 彩|KATO Aya
スタイリスト。2000年に渡英。ロンドンでファッションエディターのニコラ・フォルケミッティに師事する。2003年に帰国後、『Vogue Nippon』編集部に勤務。Junior Fashion Editor を務める。2007年、フリーランスのスタイリストに転身。スタジオ「iris」を設立する。
『OPENERS』をはじめ、ファッション誌、カタログ、広告のスタイリングを務める。
アングローバル
Tel. 03-5467-7874
http://www.margarethowell.jp