Paul Smith|コート カジュアル
Fashion
2015年2月27日

Paul Smith|コート カジュアル

Paul Smith|ポール・スミス

11月からポール・スミス各店で

コートコレクションを絶賛開催中!

11月1日からコートコレクションを好評開催中のポール・スミス(一部の店舗は除く)。Chapter01ではオンタイムに絶好のショートトレンチコートを紹介したが、今回はオフタイムで大活躍するカジュアルコートを2タイプ厳選! ぜひプライベートタイムも、ポール・スミスのコートを洒脱にスタイリッシュに装っていただきたい。コートコレクションでは、アウターを購入すると、特別製のノベルティカラーハンガーがもらえる特典もあるのでこれも楽しみだ。

Text by OPENERSPhoto by JAMANDFIX

選ぶべきはショールカラーコートとトレンチコート!

ポール・スミス氏がよくいう言葉に、「Think Global,Act Local」がある。その言葉どおり、ポール・スミスは世界共通の店づくりはしていない。世界72ヵ国にあるショップやブランド展開も、それぞれの街のストリートの雰囲気や個性とリンクさせ、クラシックからパンクなテイストなど幅広いイメージを取り入れており、おなじようですべて異なるのだ。この多元的一体ともいえる考え方が、ポール・スミスの茶目っ気と洒脱さを象徴している。

チェスターベースの高級なショールカラーコートを

ではコートはといえば、それは東京という都市にローカライズしながらも、グローバルな質の高さやデザイン性を湛えている。それはまさに都会的な東京のフレイバーを好む、OPENERS読者にアジャストするものだ。

まずお薦めするのがウールのチェスターコートをベースに、本格的なニットを使用したショールカラースリムフィットのコート。イメージは洗練された英国紳士だが、そこはコンサバに落ちないのがポール・スミスの洒脱なところ。ショールカラーは今シーズンの特徴的なディテールで、これは上品なウールニットをトリミングづかいしてある。これがチェスターの厳格さにさわやかさと洗練されたイメージをくわえているのだ。さらにディテールにもこだわりが満載。コントラストカラーのカンヌキを配したターンバックカフス(折り返された袖)、袖の色まで計算されたパープルのライニングなども見逃せない。これはメインラインのポール・スミスのものだ。ディープでリッチな趣は、まさに夜のパーティなどに絶好だろう。スーツの上に着ても、なんら問題のないドレッシーさを持っている。

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このダッフルコートの着こなしは自由自在。たとえば、チェックのニットカーディガンなどをレイヤードしてみるといいだろう。プレッピーな雰囲気が俄然アップする。首もとにアクセントをつけるなら、マルチカラーのマフラーがポール・スミスらしい。フェイス近くにアクセントを置くことで、注視効果がアップ。

とにかく1着はマストハブなポール・スミスのダッフルコート!

週末のドライブや街でのデートなど、少しアクティブなオケージョンにはラフな印象のあるダッフルコートがお薦め。遠目には無地だが、近づけばほんのりと茶と黒の大きなブロックチェックになっていてカジュアルな雰囲気を醸し出している。ダッフルの要ともいえるフロントのトッグルが光沢を放ち美しい。それにくわえフロントはファスナー仕様なので、防寒性にも長けている。もともと英国海軍で採用され、それが戦後、放出品として出まわり一般化したという出自をもつコートだけに、今季の潮流であるミリタリーな要素も擁している。フードはデタッチャブル仕様で、着脱可能なのでふたとおりの着こなしを楽しめるのもうれしい。アイビーやプレッピーな着こなしにおいて冬場のマストアイテムでもあり、まさに今季の旬なコートでもある。

どちらにしようか迷ったら、悩むことはない。両方購入すればいい。そういっても過言でないほど、このふたつのコートは幅広い着こなしに対応する。艶っぽくいくならショールカラーコート、アクティブにならダッフルがいいだろう。ショップで実際に手に取り、その魅力に触れてほしい。

ポール・スミス ジャパン
Tel. 03-3486-1500

           
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