“カレー好き”小宮山雄飛氏、ツレヅレハナコ氏が監修した波佐見焼の「カレー皿」|zen to
DESIGN / PRODUCT
2020年7月31日

“カレー好き”小宮山雄飛氏、ツレヅレハナコ氏が監修した波佐見焼の「カレー皿」|zen to

zen to|ゼント

次世代に陶磁器の魅力を伝える「zen to」

陶磁器の波佐見焼と、ミュージシャン・小宮山雄飛氏、フード編集者・ツレヅレハナコ氏がコラボレーションし、それぞれが考える「カレー皿」をリリース。ディテールに両者のこだわり、そして波佐見焼の繊細な仕上がりが特徴のプロダクトが出来上がった。

Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)

それぞれのこだわりとカレー愛から生まれた一枚

日本有数の陶磁器の産地、長崎県波佐見町。江戸時代から庶民に向けた器を量産してきた。中善は1917年の創業以来、この地に根差した窯業を生業とし、波佐見焼の技術と精神を継承しながら器づくりを行なってきた。
2017年に創業100年を迎えたことを機に、肥前地区(波佐見や有田を含むエリア)のやきもの技術と、その可能性を次世代に伝えるべく立ち上げたオリジナルブランドが「zen to」(ゼント)だ。

ブランドディレクターには、数々のブランドで指揮をとり、日本を代表する陶磁器デザイナーとして知られる阿部薫太郎氏を招聘。

“多様な嗜好に応える、多彩な個性 ” をコンセプトに掲げ、モノを見る目がシビアであり、ニーズも細分化されている現代に向けて、バラエティに富んだ選択肢を陶磁器で提案する。

ブランド初年度は15人のクリエイターと協働して「カレー皿」を順次リリースする。

初回はミュージシャン・小宮山雄飛氏とフード編集者・ツレヅレハナコ氏とコラボレーションしたもの。
小宮山氏は監修した「zen to Y・K」は、“究極のカレー皿”を目指した一品。

これに関して小宮山氏は「おうちのカレーライスが、最高のご馳走になるような、盛り付けるのも食べるのも楽しくなる、そんなお皿をデザインしました。ルウを使って手軽にも作れるし、スパイスから本格的にも作れるのがカレーの魅力ですが、せっかく自分で作ったカレーなんだから、最高に美味しそうに盛り付けたい、そんな時にこのお皿を使ってもらえれば幸いです。」コメントした。
いっぽうのツレヅレハナコ氏が監修したのは「zen to turehana_b」。繊細ながらインパクトのある絵柄が特徴だ。
ツレヅレハナコ氏は「インドへ旅する中で出会ったのが、ジャイプールの伝統工芸品である『ブルーポッタリー』という焼き物。青色をはじめとした美しい色彩、すべて手描きでどこかはみ出したようなラフな線や色付けが気に入り、大皿を何枚か買って帰りました。ド派手な柄皿なのですが、何を盛っても意外なほどによく合い、とても華やか。特に数種のカレーを盛るのにぴったりです。そこで今回は、そのエッセンスを波佐見焼の磁器で再現していただきました。ターメリックの花にカレーリーフやベイリーフ、ふちを飾るのはセージの花です。これはスリランカで出合ったアーユルヴェーダやカレーに使われる材料がモチーフ。眺めているだけでも楽しいし、カレーのほか果物などを盛るのにもぴったりな皿に仕上がったと思います。」と語った。

それぞれのカレーに対するこだわりと愛がつまったプロダクトに仕上がっている。これを使えば、いつもとは一味違うカレーの魅力に気づけるかもしれない。
小宮山雄飛 監修 カレー皿「zen to Y・K」
材質|磁器
サイズ|W275×D275×H50mm
価格|2800円(税別)
小宮山雄飛
東京・原宿生まれ。1996年ホフディランのVo&Keyとしてデビュー。音楽活動以外にも活躍の場を広げ、今最も多くレギュラー・連載を持っているミュージシャンであり、カルチャー・流行面で同世代へ大きな影響力を持つ一人である。食通としても知られ、コラムの執筆やテレビ、ラジオ番組などの出演を多数こなし、“音楽界のグルメ番長” の異名を持つ。オリジナルレシピをまとめたカレー本を3冊上梓している。2015年には自身が生まれ育った渋谷区の観光大使に就任。また、2018年には日本初のレモンライス専門店「Lemon Rice TOKYO」をオープンした。多彩な能力を発揮してさまざまな活躍を見せるマルチクリエイター。
ツレヅレハナコ 監修 カレー皿「zen to turehana_b」
材質|磁器
サイズ|W265×D265×H35mm
価格|3600円(税別)
ツレヅレハナコ
食と酒と旅を愛するフード編集者。著書に『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)、『ツレヅレハナコのじぶん弁当』(小学館)、『ツレヅレハナコの薬味づくしおつまみ帖』(PHP研究所)『食いしん坊な台所』(河出文庫)、『ツレハナ亭の家飲みごはん』(エイ出版)ほか。最新刊に『ツレヅレハナコの南の島へ呑みに行こうよ!』(光文社)がある。
Instagram @turehana1
中善
Tel. 0956-85-3033
問い合わせ先

zen to
https://hi-zento.jp/

                      
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