eN|新プロダクトブランドの注目アイテム
DESIGN / PRODUCT
2015年2月12日

eN|新プロダクトブランドの注目アイテム

eN|エン

“もの”と“場”となじんでいく

メイド・イン・ジャパンの新プロダクトブランド

「eN(エン)」は、“eN / あらたな価値を創る場”をコンセプトにした、デザイナー浅野雅晴氏率いるAsano Design Office オリジナルのプロダクトブランド。デビューアイテムとして、一輪挿し、花器、吊り照明を発表した。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

日本の手仕事や伝統の技からつくられる機能の美

eNは、生活にまつわる“もの”を中心に、独自の視点で素材をとらえ機能美を追求。手触り感を大切にした、経年変化によって生まれる風合いが“場”と馴染んでいくメイドインジャパン・プロダクトだ。

一輪挿し「suspended flower」は、繊細さと浮遊感をイメージ。吊るすことにより空間に動きが生じ、そこにある場の空気が調和されるような意識をもってデザインされた。自重が軽いので、天井から吊るしたり壁にひっかけて吊るしたりと自由度が高く、シンプルでありながら空間にアクセントをくわえてくれる。

花器「flower base」は、糸巻の曲線美をモチーフに、木目の美しい表情を流れるようなラインで表現。有機的な形状は、上下を逆にすることによりイメージが変化。何度も試行錯誤を重ね生まれたフォルムは手触りがよく、経年変化することにより質の深みを醸しだしていく。シンプルでありながら存在感があり、ほかの形状と組み合わせることも可能。自由度が高く表現の幅が広いのも魅力的だ。

吊り照明「hunger Light」は、“どこにでも移動でき気分でつけられる照明があれば、自由度が高く汎用性があるのではないか”というイメージを具現。シンプルな機能美を追求したデザインは先端部がフック状で、カーテンレールにかけたり、家具にかけたり、凹凸のあるところにひっかけたりなど、かける場所により変化が楽しめる。電球部分のコードの長さも2.5mあり調節もできるので、長さが変わることにより全体のバランスの変化も楽しめ、多目的な用途で使用できる。

浅野雅晴|ASANO Masaharu
デザイナー。1978年生まれ。福岡県出身。商・住空間をはじめプロダクトや家具にいたるさまざまな設計・デザインをおこなうASANO DESIGN OFFICE主宰。

携わった手仕事や物づくりの背景へ敬意を込め、2012年にAsano Design Officeオリジナルのプロダクトブランド「eN」を立ち上げる。

eN produce by 浅野デザイン事務所
福岡県福岡市中央区警固2-9-14 2F
Tel. 050-3662-3555
Mail:info@enproduct.jp
www.enproduct.jp/

           
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