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2015年1月14日
VICTORINOX|イメージを一新するマルチツール「TOMO」誕生
VICTORINOX|ビクトリノックス
日本のクリエイティビティとスイスのクオリティの邂逅
“長方形”のあたらしいマルチツール誕生
127年にわたり不変のデザインを保守し、スイスアーミーナイフの代名詞として知られる「VICTORINOX(ビクトリノックス)」が、日本のマーケットに目を向け、あらたなプロジェクトをスタートさせた。タッグを組んだのは、プロダクトデザイナーの山口和馬氏率いる「ABITAX」。従来のビクトリノックス製品のイメージを一新するマルチツール「TOMO」が生まれた。
Text by TAKEI Masaki
スイスアーミーナイフのイメージを一新するカラフルな7色バリエーション
「ABITAX」といえば、携帯灰皿、コインケース、キーケースといった生活用品に優れた携帯性と機能美を織り込み、ロングライフデザインで知られているプロダクトレーベル。今回のプロジェクトでは、山口和馬氏は形態から“ナイフ”という記号を排除し、男性的なイメージがあるナイフを女性でも抵抗なく気軽に使えるように、記号性をもたない=「長方形のモノ」という形を導きだした。そして「いつもそばにいて役に立つ、良き友のような存在になりたい」という思いから「TOMO」というネーミングに。
パッケージも「ABITAX」が担当し、環境に配慮した材質(100%リサイクルパルプ)を採用した。カラーバリエーションは、ビクトリノックス・レッド、ホワイト、ピンク、アップルグリーン、ミントグリーン、カプリブルー、イエローレモンの7色。普段使いに重宝することはもちろん、そのユニークなフォルムとカラーは、プレゼントにもよろこばれるだろう。