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METROCS|マックス・ビルの名作「ウルム スツール」
METROCS|メトロクス
巨匠 マックス・ビルの名作がふたたび
「ウルム スツール」が再生産開始
“バウハウス最後の巨匠”として知られるマックス・ビルが、初代学長を務めたウルム造形大学で、学生たちのために手がけた椅子が「ウルム スツール」。このたび、スイスのヴォーンベダルフ社が再生産を開始し、ふたたび日本で手にすることができるようになった。
Text by OPENERS
無駄な機能やデザインを削ぎ落した、どこまでも潔いスツール
1953年、バウハウスの理念を継承する革新的教育機関として「ウルム造形大学」は産声をあげた。その翌年、初代学長に選ばれたマックス・ビルとハンス・ギュジョロ(ビルのアシスタント)は、学生が腰を下ろすものを考案。
スツール、サイドテーブル、持ち歩く機能や書籍をのせるトレイなど、多目的な要素をひとつのデザインに集約した「ウルム スツール」を誕生させた。
ミニマルの極意ともいえる体裁に、ダイニング、リビングはもちろん、ベッドサイドなど、さまざまな空間に適応することを考慮したサイズ感。ぜひこの機会に手にしたい。
![メトロクス|ウルム スツール 02](https://cdn.clipkit.co/tenants/576/wp-content/uploads/2011/05/11883/02.jpg)
Max Bill|マックス・ビル(1908-1994)
スイス ヴィンタートウール生まれ。コンクリートアートや環境デザインなど多方面で活躍したスイス人で、「ユニバーサル・クリエイター」として知られる。1924年から1927年にかけてチューリッヒで彫金の修行をし、その後、バウハウスでカンディンスキーやクレーのもとで学ぶ。1929年以降、画家、彫刻家、グラフィックアーティスト、建築家、そして後には工業デザイナーの顔ももつことになるが、当初は画家としての活動がメインだった。この時期の幾何学的かつ抽象的な作品のひとつとして、「一つのテーマに対する15のバリエーション」(1935年-1938年)がある。バウハウスの精神を継ぐべく、ウルム造形大学設立にも尽力した。
ウルム スツール
価格|2万9400円
サイズ|W390×D290×H440mm
素材|スプルース(米唐檜)
メトロクス
Tel. 03-5777-5866
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