EXHIBITION│新しい宿泊のかたち「9h」(ナインアワーズ)と展覧会
柴田文江氏がクリエイティブディレクション、プロダクトデザインで参加
新しい宿泊のかたち「9h」(ナインアワーズ)とは!?
2009年12月、京都を皮切りに面白いホテルが誕生する。その名も「9h」(ナインアワーズ)。デザインの力を借りた、新しいかたちのカプセル型ユニットホテルだ。
このプロジェクトで、クリエイティブディレクション、プロダクトデザインを担当するのが柴田文江氏。またAXIS GALLERYでは、「9h」に実際に導入される睡眠ユニットやアメニティの展示発表が行われる。
文=佐俣桂記
1h(汗を洗い流す)+7h(眠る)+1h(身支度)という発想
出張や旅行、あるいは残業による宿泊。都市生活の宿泊に必要な機能を再提示したのが、「9hナインアワーズプロジェクト」。柴田文江氏のほかに、サイン&グラフィックデザインに廣村正彰氏、インテリアデザインは中村隆秋氏が参加している。
古い一日から新しい一日へ。
彼らは人間の3つ行為を1h(汗を洗い流す)+7h(眠る)+1h(身支度)と時間に置き換える。この概念を基軸に、宿泊の機能と滞在する価値を空間に落とし込んだ。
そのコンセプトもさることながら、機能的、かつユーザーに安心感を与える数々のプロダクツを打ちだしてきた柴田氏の手腕に注目。類いまれな空間はどんな夢を見せてくれるのだろうか?
SHIBATA Fumie
Design Studio S代表
1990年 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業後、東芝デザインセンターを経て、1994年 Design Studio S設立。エレクトロニクス商品から日用雑貨までインダストリアルデザインの領域で活動をしている。
主な作品として、「コンビ ベビーレーベルシリーズ」「無印良品体にフィットするソファー」「象印マホービン ZUTTO」「オムロン電子体温計けんおんくん」「AU by KDDI 携帯 電話 Sweets series・junior携帯」などがある。
グットデザイン賞審査委員(2003~)。グットデザイン賞多数受賞 ・ 2007年ドイツIFデザイン賞最高位金賞受賞。2008年ドイツred dot design award 受賞。
「9h:ナインアワーズ展」
AXISギャラリー
東京都港区六本木5-17-1 アクシスビル4階
2009年8月19日(水)~21日(金)
11:00~21:00(19日は19:00まで)
入場無料
Design Studio S
Tel. 03-3479-7113
http://www.9hours.jp/