9月8日（木）から10月29日（土）まで、青山『エ インテリアズ』で展示

「Junya Ishigami」の新作は、いずれもイタリアのトップデザインブランド「LIVING DIVANI」から2010年に発表されたもの。石上氏の独創的なデザインとLIVING DIVANIがもつ高度な最先端技術が融合し誕生したユニークな造形から発せられるのは、豊かな創造性とどこあたたかみのある空気感。ミラノサローネで話題をさらい、多数のヨーロッパメディアからも取り上げられたコレクションは、日本では初のお披露目となる。

石上純也｜ISHIGAMI Junya
1974年神奈川県生まれ。2000年 東京藝術大学大学院美術研究科建築科修士課程修了。00～04年 妹島和世建築設計事務所勤務。04年 石上純也建築設計事務所設立。主な作品に、「テーブル」（05年キリンアートプロジェクト2005キリン賞受賞）、「四角いふうせん」（07年）、神奈川工科大学KAIT工房（08年 2009年日本建築学会賞受賞）、08年 第11回 ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館にて個展、10年 第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展企画展示部門で金獅子賞を受賞。

「Family Chair」

「Garden Plate」

5種類のチェアコレクション「Family Chair」は、“家族のように調和する椅子”。それぞれ異なった個性をもちながらも、家族のように、ひとつの和のなかで共存する。精密に計算しながらカーブさせた12ミリのスチールパイプの構造体に、15ミリのスチールパイプの脚を溶接。シート部分は3ミリのスチールで40×40ミリの平行四辺形のメッシュに編まれている。樹脂塗装のインドア仕様と、エレクトロ・コーティングがほどこされたアウトドア仕様があり、オプションでそれぞれのシートに合わせたクッションも選ぶことができる。1脚 7万9800円～

“リビングルームに風景をつくりだす”という「Garden Plate」。ひとの形に似たくぼみに植物やお菓子をおき、そして平らなところに、キャンドル、ティーカップやプレートなどを置くことで小世界が形成される。8ミリ厚の高透過ガラス・サンドブラスト仕上げのテーブルで、耐熱性の型にガラスを流し込み、750～800度の高炉で溶かし固め、成型されている。（W1200×D1130mm）56万7000円～

今年の3月に青山にオープンした『エ インテリアズ』は、1988年に建設された古い建物をリノベイトし、時代に左右されない本質をイタリアの建築家ピエロ・リッソーニ氏がデザイン。４層580平米の自由で開放的な空間に、家具、照明、生活雑貨など高品位なインテリアアイテムが揃う。地下1階にはピエロ・リッソーニ氏がデザイン提案するコンセプトルームを設け、ひととひととの交流の場として、ライブラリーエリアやギャラリー的な要素を兼ね備えた雑貨コーナーも併設する。

エ インテリアズ
東京都港区南青山4-22-5
Tel. 03-6447-1451
営業時間｜10：30～19：00
毎水曜定休
http://interiors-inc.jp/