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2019年9月12日
ピエヒ元VW会長の名を冠したランボルギーニ初のハイブリッドカーを世界初披露|Lamborghini
Lamborghini Sian FKP 37|ランボルギーニ シアン FKP 37
故ピエヒ会長の名を冠したランボルギーニ初のハイブリッドカーをワールドプレミア
ランボルギーニは9月10日(火)に開幕した「フランクフルトモーターショー(IAA)2019」で、ランボルギーニ初のハイブリッドスポーツカーの正式名称を、かつてフォルクスワーゲンの取締役会会長を務め、8月に逝去したフェルディナント・カール・ピエヒ博士の頭文字と生まれ年の下2桁をとった「シアンFKP37」とすることを発表し、世界初披露した。
Text by YANAKA Tomomi
●V12ランボルギーニ史上最小のパワーウェイトレシオで最高出力は819hp
ランボルギーニ初のハイブリッドスポーツカーとしてすでにデビューがアナウンスされていたモデルの正式名称が「シアンFKP37」に決まった。
もともとランボルギーニ本社があるボローニャ地方の方言で「稲妻の閃光」を意味していた「シアン」。さらに、ランボルギーニを傘下におさめるフォルクスワーゲンの元取締役会会長であり、エンジニアでもあった故フェルディナント・カール・ピエヒ氏がランボルギーニで象徴的なV12パワートレインを高く評価しており、彼が果たした功績をたたえ“FKP 37”の名が与えられた。
このV12エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせた「シアンFKP37」は、ランボルギーニの初の電動化モデル。蓄電システムにはスーパーキャパシタを世界で初採用したほか、新素材などを使った独自のハイブリッドシステムにより、最高出力819hp(602kW)の出力を記録。V12ランボルギーニの中で史上最小のパワーウェイトレシオを実現しており、0-100km/h加速は2.8秒以内、最高速度は350km/h以上に達するという。
生産台数は63台限定で、価格は200万ユーロだがすでに完売しており、各オーナーが個別にカスタマイズして楽しむことができるという。
フランクフルトモーターショーのランボルギーニブースでは、このほかにも、SUV「ウルス」の2020年モデルや、アルカンターラ素材のパーソナライズプログラム「Ad Personam」が施された「ウラカン EVOスパイダー」「ウラカンEVOクーペ」なども展示されている。
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