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2020年7月17日
マセラティ、同社初のハイブリッドモデル「ギブリ ハイブリッド」を発表| Maserati
MASERATI Ghibli Hybrid|マセラティ ギブリ ハイブリッド
マセラティ史上初のハイブリッドモデル「ギブリ ハイブリッド」が登場
マセラティは7月16日、同社初のハイブリッドモデルとなるスポーツセダン「ギブリ ハイブリッド」を発表した。開発では、ブランドの核となる哲学や価値観を維持しながら、いかに電動化を進めるかという課題に直面、試行錯誤の末誕生したのが今回のギブリ ハイブリッドであるとし、アイコニックなマセラティのエンジンサウンドは健在で、より競争力のあるラインアップへ拡充したとする。
Text by HARA Akira
最高出力は330ps、最大トルクの450Nmは1,500rpmから発生
搭載するハイブリッドのパワートレインは、排気量2.0リッターの4気筒eブースターターボエンジンと48V BSGマイルドハイブリッドシステムの組み合わせ。最高出力は330psで、最大トルクの450Nmは1,500rpmから発生し、ZF製8段ATトランスミッションを介して0-100km/h加速5.7秒、最高速度255km/hというパフォーマンスを発揮する。
排気ガスの流体動力学的側面に注目し、共振器を調節することで増幅器を使わずにマセラティ独特エンジンサウンドを生み出すことに成功。同時に燃費効率も改善されており、WLTPモードで8.5〜9.6ℓ/100kmを実現している。これらは、モデナにあるマセラティ・イノベーションラボの研究開発の成果であるという。
マセラティのチェントロ・スティーレ(デザインセンター)が手掛けたエクステリアは、クリーンなクルマの象徴であるブルーカラーが特徴。伝統の3連サイドエア・ベント、ブレーキキャリパー、Cピラーのサエッタロゴにブルーカラーを採用。
フロントグリルは、音叉をモチーフにしたダブルブレード・スポークを組み合わせ、テールランプは、かのジェルジェットジウジアーロによる名車3200GTとアルフィエーリにインスパイヤされたブーメランシェイプに仕上げられている。
インテリアも、ヘッドレストにブルーのトライデントロゴを刺繍したほか、シートステッチ、ドアパネル、ダッシュボードにブルーを配した。
コネクティビティ面では、アンドロイド オートモーティブをベースにしたインテリジェントアシスタントマルチメディアシステムを採用。新しいグラフィックを用いたフレームレスのHDスクリーンは8.4インチから10.1インチに拡大されている。
製造はイタリア グルリアスコ(トリノ)のアヴォカート・ジョバンニ・アニエリ工場(AGAP)が担当する。スーパースポーツカー「MC-20」に搭載する新エンジンの発表に続くギブリ ハイブリッドの登場は、同社の電動化計画の第一歩。さらにマセラティ初の100%電気自動車は、2021年に登場する次世代グラントゥーリズモとグランカブリオになるとした。
マセラティ、同社初のハイブリッドモデル「ギブリ ハイブリッド」を発表
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