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2021年6月11日
トヨタ、新型「ランドクルーザー」を世界初公開|TOYOTA
TOYOTA Land Cruiser 300|トヨタ ランドクルーザー300
トヨタ、新型「ランドクルーザー」を世界初公開
トヨタ自動車は6月10日、フルモデルチェンジした本格SUV「ランドクルーザー」を、中東地域などを中心にオンラインで世界初公開した。
Text by HARA Akira
世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走りを実現
ランドクルーザーは1951年8月、強力なエンジンを備えた4輪駆動車、トヨタBJ型として誕生。以来、各世代はランドクルーザー生誕70周年となる2021年までに、世界170の国と地域で累計約1,040万台、年間30万台以上が販売されている。「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」とのユーザーの評価に応えるため、信頼性・耐久性・悪路走破性を鍛え、進化し続けてきたという。
今回フルモデルチェンジした新型ランドクルーザー“300”シリーズは、2007年に登場した“200”シリーズの後継となるステーションワゴンタイプのフラッグシップモデル。
(1) ランドクルーザーの本質である「信頼性・耐久性・悪路走破性」は、進化させつつ継承する。
(2) 世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走りを実現する。
(2) 世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走りを実現する。
という2つが開発の狙いとなった。
新GA-Fプラットフォームと新パワートレーンを採用
新型の車体は、TNGAの「GA-F」プラットフォームを採用。全長、全幅、ホイールベースなどの車両サイズと、アプローチアングル、ディパーチャーアングルは従来型を踏襲するものの、フレーム自体を新設計することで、軽量(-200kg)、高剛性化を果たしている。
こうして得られた素性の良さをベースに、「凄腕」「匠」といった社内の熟練テストドライバーやダカールラリー出場ドライバーをはじめとする評価メンバーによる実路走行でのつくり込みを通じて、オンロード、オフロードの双方で運転しやすく、疲れにくいクルマになったという。
また、伝統の悪路走破性をさらに向上させるため、サスペンションの基本性能(ホイールアーティキュレーション:タイヤの浮きづらさ)の向上、E-KDSS(Electronic Kinetic Dynamic Suspension System)の採用による接地性向上、ドライバー視点で障害物を直感的に可視化できるマルチテレインモニターの採用、走行路面を判定し、自動でモード選択するマルチテレインセレクトの採用などが行われた。
パワートレーンは、新開発の305kW(415ps)/650Nmを発生する3.5リッターガソリンV6ツインターボエンジンと、227kW(309ps)/700Nmを発生する3.3リッターV6ディーゼルツインターボエンジンを採用。従来型V8エンジンを超えるクラストップレベルの動力性能とドライバビリティの実現を図るとともに、新開発のDirect Shift-10AT(10段オートマチックトランスミッション)の採用とボディの軽量化によって、従来型との比較で、車両使用時の年間CO2排出量を、グローバルの全台数分で約10%低減(社内の試算値)できる見込みになるという。
機能美を追求した内外装と、クラストップレベルの先進安全性能
新型のエクステリアは、ランドクルーザーのヘリテージを継承し、オフロード走行時のダメージを受けにくいランプ位置やバンパー造形など機能美を追求した。インテリアは、悪路状況でもクルマの姿勢を捉えやすい水平基調のインストルメントパネルを採用。直感操作ができるスイッチ類を機能ごとにレイアウトし、形状や色など操作性を考慮したデザインとすることで、快適性も追求している。
先進安全性能では、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を採用。歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼)を検知し衝突回避または被害軽減に寄与するプリクラッシュセーフティに、交差点での対向直進車や右左折時に前方から来る横断歩行者検知機能、ドライバーによる回避操舵をきっかけに操舵と車線逸脱抑制をサポートする緊急時操舵回避支援機能を追加。さらに、駐車場での前後障害物や、後退時の接近車両、および歩行者を認識し事故防止に寄与するパーキングサポートブレーキを新たに採用している。
新型ランドクルーザーは、今年の夏以降、世界各地で発売する予定という。
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トヨタ ランドクルーザー ワールドプレミア
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