熟成された“ゴルフVI”

今回、ゴルフTSIトレンドラインに置き換えられる「ゴルフ TSI トレンドライン マイスターエディション」は、ベースとなるゴルフTSIトレンドラインとおなじく、最高出力77kW（105ps）/5,000rpm、最大トルク175Nm（17.8kgm）/1,500-4,100rpmを発生する1.2リッターTSIエンジンと7段DSGをそなえ、アイドリングストップやブレーキエネルギー回生システムを採用して、JC08モードで燃費19.0km/ℓを記録するモデルだ。75パーセントのエコカー減税対象でもある。これに、レザーステアリングホイールや15インチアルミホイールを継続採用して、価格は税込み249万円。現行ゴルフ（いわゆるゴルフVI）では、はじめて250万円を切ったという。

いっぽうの、「ゴルフ TSI コンフォートライン マイスターエディション」は、これまでのゴルフTSIコンフォートライン同様、最高出90kW（122ps）/5,000rpm、最大トルク200Nm（20.4kgm）/1,500-4,000rpmを発揮する、1.4リッターTSIエンジンと、7段DSGを搭載する。

そして、従来からのバイキセノンヘッドライトや2ゾーンフルオートエアコンにくわえて、パドルシフト付きのマルチファンクションステアリングホイールやLEDのダークテールランプをあらたに採用した。また、16インチのアルミホイールもあたらしいデザインとなり、価格は従来モデルより10万円だけ高い279万円。燃費は10・15モードで16.4km/ℓ。50パーセントのエコカー減税を受けることができる。

フォルクスワーゲンによると、現行世代のゴルフは2009年の登場から、累計で5万2,000台を販売しており、これまでのゴルフ同様、「輸入車販売台数ナンバーワンはゴルフ」という状況を支えているという。巷間では次期ゴルフ（ゴルフVII）もうわさされている現在、成熟し、完成されたゴルフVIを、新車で手に入れられる期限はいよいよ差し迫っている。

Volkswagen Golf TSI Trendline Meister Edition｜
フォルクスワーゲン ゴルフ TSIトレンドライン マイスターエディション
ボディ｜全長　4,210 × 全幅 1,790 ×全高 1,485 mm
車両重量｜1,270 kg
エンジン｜水冷直列4気筒SOHC 8バルブ インタークーラー付ターボ
排気量｜1,197 cc
最高出力｜77 kW（105ps）/ 5,000 rpm
最大トルク｜175 Nm（17.8kgm）/ 1,500 - 4,100 rpm
トランスミッション｜7段DSG
タイヤ｜195/65 R15
燃費（JC08モード）｜19.0 km/ℓ
燃費（10・15モード）18.4 km/ℓ
価格｜249万円

Volkswagen Golf TSI Comfortline Meister Edition｜
フォルクスワーゲン ゴルフ TSIコンフォートライン マイスターエディション
ボディ｜全長　4,210 × 全幅 1,790 ×全高 1,485 mm
車両重量｜1,290 kg
エンジン｜水冷直列4気筒DOHC 16バルブ インタークーラー付ターボ
排気量｜1,389 cc
最高出力｜90 kW（122ps）/ 5,000 rpm
最大トルク｜200 Nm（20.4kgm）/ 1,500 - 4,000 rpm
トランスミッション｜7段DSG
タイヤ｜205/55 R16
燃費（10・15モード）16.4 km/ℓ
価格｜279万円