CLS 63 AMG シューティングブレイクは約1,158万円で欧州に登場

これまでもたびたびお伝えしてきたメルセデス・ベンツCLSクラスのワゴンバージョン「CLSシューティングブレイク」だが、ついに欧州での発売日が10月6日と決まった。

ラインナップはCLSの4ドアモデルと同様に通常モデルと
トップグレードとしてAMGモデルが用意され、さらにAMGモデルにはハイパフォーマンスバージョンである「Edition 1（エディション ワン）」が1年間限定で設定されることになっている。

この「Edition 1」モデルは、Edition 1と書かれたフロアマットと、特殊なレザーカラーのインテリアにくわえて、ボディーカラーに「パラジウムシルバーメタリック」、「オブシディアンブラックメタリック」、「カバンサイトブルーメタリック」と、貴金属や宝石の名前をいただくものが用意されるようだ。

CLS シューティングブレイクに搭載されるパワーユニットは、ディーゼルエンジン2種とガソリンエンジン3種の合計5種類。

「CLS 250 CDI BlueEFFICIENCY」に搭載される2,143cc直列4気筒ディーゼルエンジンは最高出力205ps、最大トルク500Nmを発生。燃費は5.3ℓ/100km（約19km/ℓ）でCO2排出量は139g/kmである。

「CLS 350 CDI BlueEFFICIENCY」と四輪駆動モデルの「CLS 350 CDI 4MATIC BlueEFFICIENCY」に搭載される2,987ccV型6気筒ディーゼルエンジンは最高出力265ps、最大トルク620Nmを発生し、燃費は二輪駆動モデルが6.0ℓ/100km（約16km/ℓ）でCO2排出量は159g/km。四輪駆動モデルが6.6ℓ/100km（約15km/ℓ）でCO2排出量は174g/kmとなっている。

いっぽうのガソリンエンジンは「CLS 350 BlueEFFICIENCY」に搭載される3,498ccのV型6気筒エンジンが最高出力306ps、最大トルク370Nmを発生し、燃費は7.3ℓ/100km（約13.7km/ℓ）、CO2排出量は169g/km。

「CLS 500 BlueEFFICIENCY」と四輪駆動モデルの「CLS 500 4MATIC BlueEFFICIENCY」に搭載されるのは、最高出力408ps、最大トルク600Nmを発生する4,663ccのV型8気筒エンジンで、燃費は通常モデルが9.2ℓ/100km（約10.8km/ℓ）、CO2排出量は214g/km、四輪駆動モデルが9.8ℓ/100km（約10.2km/ℓ）で229g/kmとなっている。

さらにはAMGモデル専用となる、5,461ccのV型8気筒ツインターボエンジンは最高出力525ps、最大トルク700Nmを発生。燃費は10.1ℓ/100km（約9.9km/ℓ）であり、CO2排出量は235g/kmとなっている。

組み合わされるトランスミッションは、CLS 63 AMG シューティングブレイクが「AMG Speed-shift MCT」となる以外は、全車で「7G-TRONIC PLUS」が採用される。

なお前述の「Edition 1」には、CLS 63 AMG シューティングブレイクが搭載するV8エンジンをさらに最高出力557ps、最大トルク800Nmまでチューンナップしたユニットが搭載されるという。

本国での価格はディーゼルエンジン搭載の「CLS 250 CDI BlueEFFICIENCY」が6万1,761ユーロ（約608万円）。「CLS 350 CDI BlueEFFICIENCY」が6万5,628.50ユーロ（約647万円）。「CLS 350 CDI 4MATIC BlueEFFICIENCY」が6万8,365.50ユーロ（約673万円）。

ガソリンエンジン搭載の「CLS 350 BlueEFFICIENCY」が6万6,818.50ユーロ（約658万円）、「CLS 500 BlueEFFICIENCY」と「CLS 500 4MATIC BlueEFFICIENCY」はそれぞれ8万2,229ユーロ（約810万円）と8万4,966ユーロ（約837万円）と設定された。

そして、トップグレードとなる「CLS 63 AMG シューティングブレイク」は11万7,512.50ユーロ（約1,158万円）である。なおEdition 1の価格についてはいまだに発表はない。