史上最強のGTI

昨年9月のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアを果たした「ゴルフ GTI クラブスポーツ」。40年前にホットハッチの代名詞として登場した「ゴルフ GTI」の伝統を受け継ぐ“史上もっともパワフルなGTI”が、日本にも2016年なかごろから販売開始される。

特筆すべきはそのパワー。ゴルフGTIに搭載される2.0リッターTSIターボにさらなる改良をくわえたエンジンは、最高出力195kW（265ps）と歴代最高出力を発揮する。さらに、パワーブースト機能を使うことで、エンジン出力を10パーセント増加させ290ps以上にすることも可能。また同時に最大トルクも350Nmから380Nmにアップする。

トランスミッションは6段MTと、オプションに6段DSGを用意。MTでは0-100km/h加速が6.0秒、DSGの場合はさらに速く5.9秒で駆け抜け、最高速度は250km/hに達する。

エクステリアではフロントバンパーを新デザインに変更。エンジンへの空気流入量が増えるとともに、フロント部分のダウンフォースもさらに増加し、レース仕様車並みの性能を誇る。またモデル専用に開発されたリアデュフューザーなどが存在感を発揮し、スポーティないでたちに華を添える。

インテリアでは赤いステッチやアクセントが映えるレーシーなデザインを採用。さらにGTIロゴ入りスポーツシートなどももちいられた。足元には標準で新デザインの18インチアルミホイール、オプションでは19インチも用意。ダイナミックな印象が与えられた。

日本仕様の販売台数や価格などは未定だが、2016年なかごろに発売されるというゴルフ GTI クラブスポーツ。さらなる詳報を待ちたい。