BMW最小のクロスオーバーモデル「X1」が2代目に進化｜BMW

BMW X1｜ビー・エム・ダブリュー X1

BMW最小のクロスオーバーモデル「X1」が2代目に進化

BMWはXシリーズのなかでももっともコンパクトな「X1」をフルモデルチェンジ。本国ドイツにおいて10月より発売すると発表した。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro（OPENERS）

二輪駆動モデルはFFに

2009年に登場したもっとも小さなXシリーズ「X1」がフルモデルチェンジを受け、2代目へと進化した。あたらしいX1のボディサイズは全長4,439×全幅1,821×全高1,598mm。先代よりも全高が53mm上がっており、そのぶん室内空間へゆとりをもたらした。

とくにリアシートでは膝まわりの空間がプラス37mmとなり、オプションの前後調整アジャスターを装着すると最大66mmにまで拡大する。また荷室空間も先代比85リットル増となる505リットルを確保。後席シートを倒すことで最大1,550リットルものスペースが利用可能だ。

BMW X1 xDrive20d xLine

エンジンにはBMWの最新のものを採用。ローンチ時にはすべて排気量2リッターの4気筒ターボで構成され、ガソリンが2種類、ディーゼル3種類、それに駆動輪のバリエーションが用意される。いずれもトランスミッションには、6段MTもしくは8段ATが組み合わされる。

トップエンドのガソリンエンジンを搭載する「xDrive25i」は、最高出力170kW（231ps）と最大トルク350Nmを発揮。0-100km/h加速6.5秒で、燃費は6.6-6.4ℓ/100km（およそ15.2-15.6km/ℓ）というスペック。つづく「xDrive20i」は最高出力141kW（192ps）、最大トルク280Nmを発生し、燃費は6.4-6.3ℓ/100km（15.6-15.9km/ℓ）。おなじエンジンで二輪駆動となる「sDrive20i」も設定される。

ディーゼルエンジンには最高出力170kW（231ps）、最大トルク450Nmの「xDrive25d」と、最高出力140kW（190ps）と最大トルク400Nmの「xDrive20d」、そしてエントリーモデルに最高出力110kW（150ps）、最大トルク330Nmを発揮する二輪駆動の「sDrive18i」というラインナップ。

ガソリン、ディーゼル両方のエントリーモデルはいずれも二輪駆動となっているが、こちらは従来のFRにかわり前輪駆動となるのが大きくことなる。

このほか、先日マイナーチェンジを受けたあらしい「3シリーズ」などでも導入された3気筒モデル「sDrive18i」と「sDrive16d」も11月に追加される予定だ。

BMW X1｜ビー・エム・ダブリュー X1

BMW最小のクロスオーバーモデル「X1」が2代目に進化（2）

ドライブアシスタンスも最新のものに

いっぽう、エクステリアとインテリアには、標準、Advantage、Sport Line、xLine、M Sportといったデザインパッケージが選べるのはほかのBMWモデルにならう。

装備面ももちろんアップデートされ、BMWのほかのモデルでも採用されているヘッドアップディスプレイをはじめ、エアコン、USBとAUX-in付きのオーディオシステム、iDriveコントローラー、そして6.5インチのディスプレイは標準装備される。また、ヘッドライトのフルLEDやオートマチックテールゲートといった上位モデルの装備ももオプションとして選べるようになった。