LAMBORGHINI MURCIELAGO|ヴェルサーチとランボルギーニ、「ムルシエラゴ」でコラボ
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2015年2月16日

LAMBORGHINI MURCIELAGO|ヴェルサーチとランボルギーニ、「ムルシエラゴ」でコラボ

ヴェルサーチとランボルギーニ、「ムルシエラゴ」でコラボレーション

イタリアのアウトモビリ・ランボルギーニは、ヴェルサーチとコラボレートして生まれた「Lamborghini Murcielago LP 640 Roadster VERSACE(ランボルギーニ・ムルシエラゴLP640ロードスター・ヴェルサーチ」と、アクセサリー「Versace Collection LP 640(ヴェルサーチ・コレクションLP 640」をミラノで発表した。

木材の質感を生かした素朴であたたかみのある<br />大人も楽しめる玩具が登場──

両者のコラボレーションは、2006年パリオートショーで発表した「ムルシエラゴ・ヴェルサーチ エディション」以来。今回はオープンモデル「ムルシエラゴLP640ロードスター」をベースに、ヴェルサーチとランボルギーニの両デザイナーが手がけたリミテッドバージョンとして登場した。

パステルホワイトに彩られたボディやレザーシートには、ヴェルサーチのグリーク・キー(ギリシャ模様)があしらわれ、今回はじめて採用された透明のエンジンフードにより、ドライバーの背後に鎮座する6.5リッターV12エンジンは、デザインの一部として衆目の目にさらされる。

このエンジンフードの厳格さ、ミニマルさにインスパイアされできたのが、同時に発表された「ヴェルサーチ・コレクションLP 640」。スーツキャリアやスポーツバッグ、ブリーフケースなどに加え、グローブやドライビングシューズ、ベルト、財布、キーリング、帽子やジーンズと多くのバリエーションをそろえる。2008年11月よりヴェルサーチのブティックおよび一部のランボルギーニ ショールームで販売される。

なお日本での展開などについては未発表。

BRAND HISTORY
イタリアを代表するスポーツカーメーカーとして、常に対比されるのがFERRARI(フェラーリ)とLAMBORGHINI(ランボルギーニ)だ。しかし、それは至極当然のこと。なぜならランボルギーニの原点は、フェラーリを超えることだったのだから。

フェルッチオ・ランボルギーニがスポーツカーメーカーのランボルギーニ社を興したのは1963年。彼が47歳のことだ。第二次大戦後、トラクターやエアコンで財を築いたフェルッチオは、それまでに数々のスポーツカーを乗り継ぐが、どれひとつとして彼を満足させるものがなかった。フェラーリも例外ではなく、ある日、フェルッチオがエンツォ・フェラーリに愚痴を並べると、「君はトラクターでも転がしていればいい」と返されたことから、自らのブランドを立ち上げ、打倒フェラーリを掲げたというのはあまりにも有名な逸話だろう。

早速ランボルギーニは1963年のトリノショーに先進のV12と美しいボディを持つ「350GTV」を送り込み、翌年には生産型の「350GT」を世に送り出した。その後は一世を風靡した「ミウラ」や「カウンタック」などを発表するが、トラクター事業のつまずきやオイルショックの影響などから、自らの名を冠したスポーツカーメーカは人手にわたることになる。

その後もランボルギーニ社は幾度も身売りの憂き目に遭うが、1998年、アウディの傘下に収まってからは、順調な成長を見せている。現在はV12エンジンを積む「ムルシエラゴ」とV10の「ガヤルド」をラインナップする。

           
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