連載・福岡淳子|9月のフルーツ “いちじく”スムージー
第2回|秋デトックスのススメ
9月のフルーツ “いちじく” スムージー
長かった暑い夏も終わり、ようやく秋らしく涼しくなってきました。秋はデトックスするのに最適な季節だということをご存知でしょうか。夏の疲れをとり、寒くなる冬に備えて、身体をデトックスし、巡りを良くしておくと、冷え知らず。忙しい朝の時間に“スムージー“を取り入れて、スマートな大人のダイエットを実践しましょう。
写真と文=福岡淳子(TREFLES)
9月のフルーツ“いちじく”スムージーのつくりかた
この季節限定のおススメフルーツ。それは“イチジク”。今回は旬のイチジクを使用したスムージーをつくります。テーマは、「秋デトックスのススメ。夏の疲れをとり、冬に備えて、体内に溜まってしまった毒素を外に出していきます」。
独特の甘みと香りが好まれ、現在では生食することの多いイチジクですが、古くは消化促進、健胃、整腸、痔などといった薬効があることから、葉や枝も利用されて、食用より薬用として重用されていました。
イチジクの代表的な効能は……
① イチジクは比較的多くカリウムをふくんでいます。カリウムは血圧を下げる効果があるので、高血圧や動脈硬化などの防止に役立ちます。
② 水溶性食物繊維のペクチンが腸の活動を活性化させる働きがあり、便秘も解消、デトックスに最適。
③ イチジクにふくまれるタンパク質分解酵素のフィシンはタンパク質の利用効率を高め、胃を丈夫にしたり、胃や腸の症状を改善する働きがあります。
材料(2人分) |イチジク1パック、バナナ1本
つくりかた
ミキサーに、皮を剥いてカットした、イチジク、バナナをいれて撹拌(かくはん)します。
すぐに、できあがり。
※トロッとした状態になるので、少し氷をいれるのも良いです。
なぜ朝スムージーが良いのか? 今回は秋デトックスのススメ
第2回は“秋デトックスのススメ”について。
身体は、自然のサイクルと同調しています。秋は夏の疲れをとり、寒くなる冬の準備として、デトックスにとても最適な季節なのです。
毒素は、溜まってしまう、避けられないもの。環境汚染や添加物、香料など食品からや、仕事のストレスなど、それらすべてが毒素の原因になっているのです。だからこそ、ときどき大掃除してあげて身体のメンテナンスをすることが必要です。
デトックスをすることで、疲れにくい、集中力がつく、肌にハリや透明感が出て、キュッと締まる。
むくみがとれて、痩せる、肩こりが少なくなるなどが可能になります。
第1回でご紹介させていただいた「酵素」がデトックスのポイント。健康に気をつけて、ビタミンやミネラルは摂っているけれど、いまひとつ効果が感じられない方──それは、「酵素」が不足しているのかも知れません。
[酵素不足の身体のSOSサインをチェック]
□ 化粧のりが悪く、肌がかさつき、透明感がない
□ 目のまわりのクマが濃くなってきた
□ 背中にニキビがある
□ 朝から疲労感がある
□ 食後に膨満感がある
□ 便秘である
□ 身体が重くなってきた
□ 頭痛がよくある
□ 寝つきが悪い
□ 口臭が気になる
身体は本来、解毒させる機能をもっています。しかし、普通の食事でも加工されたものや複雑に料理されたものを摂り入れる機会が増えてしまった現代では、消化に負担がかかり、内臓器官は仕事ばかりが増え、体内器官は疲れてしまうばかり。疲れてくると、だんだんと消化、分解、吸収をすることがおこなわれにくくなります。すると体内に消化されずに残った残骸が毒素に変わり、血中にあらわれはじめます。血中は全身を巡るものですから、体内に毒素がまわってしまうのです。しばらくのあいだ、内臓器官を休ませてあげると、本来の機能を取りもどします。デトックスはこの“休憩”が目的です。
午前4時から昼の12時までは、からだの排出・解毒してくれる時間帯
この朝の時間帯を活用し、生のフルーツや野菜の食物酵素を取り入れて、朝からダイエット。
秋にはイチジクのほかにも、ブドウ、柿などデトックス効果が高いフルーツがたくさん。
食事の前には加熱していないサラダを摂取することで、デトックスを助けます。
食の好み別、目的別に取り入れるとおススメの食材をご紹介します。お楽しみに。