連載・福岡淳子|8月のフルーツ “桃×バナナ”スムージー
BEAUTY / THE EXPERTS
2015年1月28日

連載・福岡淳子|8月のフルーツ “桃×バナナ”スムージー

第1回|夏の美肌&むくみ対策

8月のフルーツ “桃×バナナ” スムージー

みなさんは朝の時間をどのように過ごされていますか?
忙しい朝の時間に“スムージー”を取り入れて、スマートな大人のダイエットを実践しましょう。ミキサー1台あれば、簡単にすぐつくれてしまうので朝の時間にお薦めです。午前中はからだの毒素を排出してくれる時間帯。フレッシュな旬のフルーツや野菜を使用したスムージーを毎月ご紹介していきます。

写真と文=福岡淳子(TREFLES)

8月のフルーツ“桃×バナナ”スムージーのつくりかた

8月中旬近くになってくると、店頭で見かける機会が増えてくる桃。今回は旬の桃を使用したスムージーをつくります。テーマは「からだのなかから美肌に、そして、冷房や冷たい飲み物の飲み過ぎで冷えやすいからだのむくみ対策」。

気力を増し、腸をうるおすといわれる桃。古代中国では桃は長寿の効があると考えられ、「長寿の実」とも呼ばれていました。桃の代表的な効能は……

 食物繊維である、整腸作用のあるペクチンという成分がとても豊富!
 ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康を保つためにも欠かせない成分でもあり、冷え性にも効果を発揮。水溶性ビタミンのひとつで、とくに魚や肉、レバーなどに多くふくまれています。糖質、脂質、タンパク質をエネルギーにするさいに、酵素の働きを助けてくれる救世主。
 カリウムが豊富。桃とおなじくらいふくまれているバナナと一緒に腹もちも良です。
材料(2人分)|桃2個、バナナ2本、オレンジ1/2個、ミントお好みで
つくりかた
ミキサーに、カットした桃、バナナ、オレンジをいれて撹拌(かくはん)します。
あれば、ミント少々を入れたり飾ったりするのもお薦め。(スッキリとした味になります)
※トロッとした状態になるので、少し氷をいれるのも良いです。

なぜ、朝スムージーがいいの? それは「酵素」がキーワードです

なぜ、朝スムージーがからだにいいのかについて、この連載で何回かに分けてご紹介していきます。

第1回は“酵素(こうそ)”ってなに? ということから。

私たち人間や動物の心身は“酵素”によって活動しています。 体内にもっている酵素を「潜在酵素」と呼ぶのですが、潜在酵素は2種類に分かれます。

・ 食べ物を消化し、分解吸収するかたちにしてくれる「消化酵素
・ 内臓や筋肉の運動、頭を働かせたり、すこやかな肌や髪をキープするために作用するのが「代謝酵素

消費される優先順位は消化酵素で、消化酵素をたくさん使ってしまうと代謝酵素が減り、節約をすれば代謝酵素として使える分が多くなるという仕組みです。

「消化酵素を使用せずに、代謝酵素をどれだけうまく機能させるかが、ダイエットのカギ!」

体内の酵素量は年齢を重ねるとともに減少していってしまいます。以前より、太りやすくなったと感じられている方の原因もそこにある場合が多いのです。

そこで、フレッシュなフルーツや野菜などにふくまれる、消化酵素と同様の働きをする「食物酵素」の出番。
“酵素”は熱に弱く、46から48℃以上の加熱で死んでしまうので、加熱していない状態の生で摂ることがポイントです。

酵素の活動が活性化すると、代謝が良くなり、基礎体温もあがり、新陳代謝が促されることで、老廃物や毒素を排出しやすくなり、デトックス効果も高まります。もちろん、アンチエイジングやダイエットなどの美容のパフォーマンスもアップ。それ以外にも、疲労回復力が早かったり、エネルギーがみなぎり、パワフルボディに生まれ変わります。

午前4時から昼の12時までは体内リズムのなかで、からだの老廃物の排出や解毒をしてくれる時間帯。この時間に食物酵素を取り入れて、消化に負担をかけずに、代謝酵素を大活躍させてあげることで、朝からダイエット。代謝酵素が機能してくれるので、午前中の仕事もはかどりますよ。

次回は夏の疲れを取る、秋デトックスのススメ。
秋のフルーツを使ったスムージーをご紹介します。
           
Photo Gallery