道端ジェシカ×チコ・シゲタ|バスタイム対談!(前編)
BEAUTY / THE EXPERTS
2015年3月12日

道端ジェシカ×チコ・シゲタ|バスタイム対談!(前編)

秋の夜長は、ゆっくりじっくりバスタイム

道端ジェシカ×Chico Shigetaによるビューティ・トーク(前編-1)

日頃から、スポーツ、瞑想、セルフマッサージなど、つねに自分らしくいられるためのセルフケアを欠かさないというモデル道端ジェシカさん。そして「もっとも予約が取れないセラピスト」と評され、ソフィア・コッポラなど世界中のセレブが信頼するパリ在住セラピストのChico Shigeta(チコ・シゲタ)さんのスペシャル対談。ふたりの美に対する熱い想いから、今回共同企画したというスペシャルなバスソルトのことまで、ビューティトークを前・後編にわたってお届け。

Photographs by JAMANDFIXText by NAKAMURA Akiko(OPENERS)

バスタイム=「マインドをクリアにする」時間

“表面的な美しさだけではなく、内側からの美しさも大事にしている”という道端ジェシカさん。もともと、Chico Shigeta(チコ・シゲタ)が率いる、セルフケアの大切さを伝えるオーガニックコスメブランド「SHIGETA」プロダクツの、長年の愛用者だったのだという。

そんなジェシカさんが自身のセルフケアのために欠かさないのは、毎日プレシャスなバスタイムを過ごすこと。彼女がもつオリジナルのバスフィロソフィーを多くのひとに伝えたいという想いをChicoさんに相談したことから、今回ふたりによるバスソルトの共同企画がスタートしたのだとか。

Chico SHIGETA(チコ・シゲタ|以下、Chico) 私、もともとジェシカさんのライフスタイルへのこだわり方の角度が好きなの。インタビューで話していることや本を読んでも、「これをやるとキレイになる」という単純なことではないというか。心とからだがちゃんとセットになっているような芯みたいなものがちゃんとあって、そこにフィットするものがジェシカの美容法なんだよね。

道端ジェシカ(以下、ジェシカ) たしかに、そうかも。今回一緒に作ったバスソルト「Jessy Box」をつくるにあたっても、いろんなことをたくさんお話ししましたよね! 私のなかでバスタイムは、頭を整理したり、本を読んだりボディケアしたり、時間の長い短いにかかわらず、自分と向き合ってつぎのステップに向かうための大切な時間。瞑想している状態にすごく近いというか、何と言うか……

Chico 「マインドをクリアにする」?

道端ジェシカ×SHIGETA バスタイム対談(前編) 02

道端ジェシカさん

ジェシカ そう! 「マインドをクリアにする」。ふだん東京のような場所に住んでいると、情報も溢れているし雑念も多いじゃないですか。忙しい日々を過ごしていると、バスタイムくらいしかリラックスできなかったりもするので。自分に戻るというか、「芯をつくる」時間なのかも。

Chico すごくよく分かる。浄化という意味でも、毎日のお風呂は本当に大事。寝る時間が自分をニュートラルな状態に戻す時間であって、そこに向けて自分をリセットするツールとしても、バスタイムは欠かせない。私も、自分がセラピーの施術をした日にお風呂に入るか入らないかで、つぎの日のからだの軽さが全然ちがってくる。

ジェシカ 女性って、日々のコンディションによっていろいろ変わりますよね。頭の中をクリアにしてインスピレーションを高めたいとか、デートの前に女性らしさを高めたいとか、運動後にスッキリしたいとか。それが今回のアイテムに自然とつながっていきましたよね。

秋の夜長は、ゆっくりじっくりバスタイム

道端ジェシカ×Chico Shigetaによるビューティ・トーク(前編-2)


PARIS‐TOKYO間で、スカイプミーティング!

ふたりが共同企画した「Jessy box」は、3種類のバスソルトからなる。心を落ち着けたいときにヘリクリサム、クラリセージ、グリーンマンダリン、シダーの香りを取り入れ、インスピレーションと創造力を高めてくれる「SKY(空)」と、フェミニンな魅力を高めるローズ、ローズウッド、パチュリ、ベンゾインが香る「HEART(心)」、そしてスポーツのあとのからだの浄化、デトックスに最適なライム、カルダモン、バジル、ジュニパーを取り入れた「EARTH(地)」だ。

Chico 地に足をつけることだったり、ヨガや瞑想で心をクリアにすることだったり、ジェシカさんもいろんなところでお話しされていると思うのだけれども、でもどれがいちばんジェシカっぽいかっていうとやっぱりローズの香りの「HEART」だね(笑)。

道端ジェシカ×SHIGETA バスタイム対談(前編) 04

ジェシカ 最初Chicoさんに「いちばん好きな香りは何ですか?」と聞かれたときに、「ダントツでローズです」って即答しましたもんね(笑)。ローズのなかでも、私はローズガーデンに入ったときに何気なく花びらを踏んだときのような、フワっと包み込まれるような香りが好き。重すぎず、フレッシュなもの。

Chico ほかにもいろんなことを聞いたよね。どんな要素がジェシカさんを作っているのかを知るために、走っているときにどんな音楽を聴くかとか、デート前にメイクするときに、どんな部屋でどんな格好でするかとか。すごくおもしろかった!

ジェシカ 直接会ったことはなかったけれど、パリと東京で、スカイプでやり取りして(笑)。キャンドルを焚いた部屋で、気分の上がるような曲を聴くこととか(笑)。

Chico あと、シルクのガウン! ピンクのシルクガウンを羽織るというのが、私のなかではすごくジェシカさんを象徴するものだった。

ジェシカ そうそう(笑)! シルクのガウンなんて毎日着るわけではないので、逆にそういうときだけでも着て、化粧台に座ってメイクするのが好きなんですよね。気分が上がるでしょ?

Chico そういう細かい質問をしながら、バスソルトの構想も固まっていったよね。

道端ジェシカ×SHIGETA バスタイム対談(前編) 05

Chico Shigetaさん

道端ジェシカ×SHIGETA バスタイム対談(前編) 06

道端ジェシカさんとChico Shigetaさん

ジェシカ ソルトには、Chicoさんのこだわりがものすごく詰まっていて。ヨルダンにまで実際に足を運ばれてますもんね。

Chico 行きましたね、死海まで。今回使ったものは、すごく粒が大きくて、まるでダイヤモンドの原石みたい。お塩のコンディションがすごく良いから、精油の香り方がとてもピュアなの。

ジェシカ でもバスタブの中で溶けるのはすごく早いですよね。

Chico しかもすごく汗が出る。死海の水には、ミネラルがたくさんふくまれていて。たくさんふくまれすぎていて、うっかり口にするとミネラルの硬い味で口が曲がってしまうくらい(笑)。死海は海抜マイナス420mというものすごく深い場所にあるから、空気もすごく圧縮されていて、酸素ベッドに入っているような状態なんだよね。身体もどんどんゆるんでいっちゃう感覚で、とてもリラックスできる。ふつうの海の水と比べても、とくにマグネシウムがたくさんふくまれていて、お肌がなめらかになるんです。

ジェシカ うん、それは保障付き(笑)。

道端ジェシカ×SHIGETA バスタイム対談(前編) 07

後編を読む→

道端ジェシカ×SHIGETA バスタイム対談(前編) 08

Jessy box|ジェシーボックス
インスピレーションと創造力を高める「SKY」、フェミニンな魅力を高める「HEART」、スポーツのあとのからだを浄化する「EARTH」の、3種類のバスソルトセット。
価格|3675円(150g×3)
限定発売

MICHIBATA Jessica|道端ジェシカ

MICHIBATA Jessica|道端ジェシカ
1984年10月21日生まれ。雑誌、広告、TVなど、多岐にわたる活動のほか、フルマラソンへの参加やボランティアなどにも積極的にかかわる。著書に『JESSICA'S SECRET:道端ジェシカの秘密、教えます』(講談社刊)や『幸せのある場所 (Happiness Within)』(小学館刊)がある。趣味は映画観賞、ヨガ、写真、語学。

Chico SHIGETA|チコ・シゲタ

Chico Shigeta|チコ・シゲタ
SHIGETA主宰。世界中で活躍するセレブリティを顧客にもち、ヨーロッパの有名各誌でも紹介されているセラピスト。祖母の時代から続く美容サロンに生まれ、幼い頃から美容の道を志す。指圧、自然療法、アロマテラピーなど、日本とフランスのさまざまなウェルビーイングへの追求、経験を経て、2004年に独自のセルフケアメソッドであるバイタリティー・コーチング®を創る。現在はパリを拠点に、自身のブランドであるSHIGETAを手がけると同時に、セラピストとしての活動、ロレアルなど大手の化粧品会社のコンサルティングとしても活躍している。著書に『パリが恋した100%デトックス』(マガジンハウス刊)、『Chico式1週間デトックス』(講談社刊|10月24日発売)がある。

SHIGETA JAPAN
0120-945-995
www.shigeta.fr

           
Photo Gallery