CHANEL|メティエダール・コレクション「パリ-ビザンス」ピーター フィリップス インタビュー
CHANEL|シャネル
Paris-Byzance Métiers d’Art Show Make-up by Peter Philips
ピーター フィリップス インタビュー
2010年12月7日、パリのカンボンブティックで開催された、クチュール技術の粋を極めたメティエダール・コレクション「パリ-ビザンス」。シャネル メークアップ グローバル クリエイティブ ディレクターのピーター フィリップス氏が手がけたメイクアップを、バックステージのようすとともにお届けしよう。
© CHANEL 2010
皇后テオドラの眉のアーチに沿ってほどこされた、赤いアイシャドウとライン
今回のメティエダール・コレクション「パリ-ビザンス」では、ビザンティン帝国のテオドラ皇后を描いた、イタリア・サン ヴィターレ聖堂のモザイク画からアイメイクを再現。口もとはヌーディに仕上げ、現代性を際立たせている。
光とリッチなテクスチャー、赤と黒。シャネルとかかわりの深いビザンティン文化の荘厳さを、精巧なテクニックで表現している。
──このショーのルックのインスピレーション源となったものは?
コレクションのテーマである「パリ-ビザンス」自体が、大きなインスピレーション源です。シャネルとのかかわりや、連想されるイメージが豊富にあります。
──カール ラガーフェルドからどのようなブリーフィングがありましたか?
カールは、サム マックナイト(ヘアスタイリスト)と僕に、今回求める方向性についておおよそのアイディアを示すスケッチをくれました。それを見て全体のトーンが決まりました。さらにカールは、ビザンティン帝国の皇后テオドラを描いた、かの有名なラヴェンナのサン ヴィターレ聖堂のモザイク画(500年ごろ-548年)を見せてくれました。そこから自然に、今回のメイクのインスピレーションを得たんです。フォーカスする点はあきらかでした。皇后テオドラの眉のアーチに沿ってほどこされた、赤いアイシャドウとラインです。
──メイクアップについての詳細と、使用製品を教えてください。
このアイメイクを再現するため、ル クレイヨン レーヴル〈ルージュ〉でラインを描き、新色のジュ コントゥラスト〈ルージュ〉を重ねています。
色にかんしては、明るく輝くゴールドとブロンズを用いました。目もとはルガール シニエ ドゥ シャネル〈トプカピ〉、頬はジュ コントゥラスト〈オー〉と〈モカ〉。これに、強いブラックのマスカラとアイライナー、そしてベージュのアイペンシル、ル クレイヨン コール〈クレール〉を組み合わせて、目をぱっちりと大きく強調しました。
唇はソワン タンドゥル レーヴルでたっぷりとうるおいを与えて、ヌードのままに。インパクトのある目もとの現代性を、さらに際立たせました。ペディキュアに使った赤いヴェルニ〈コロマンデル〉は、目もとの赤と呼応しています。
このルックの特徴は、光とリッチなテクスチャーに尽きます。ゴールド、ブロンズ、黒と赤。それぞれのバランスは、女性が思い思いに調節して楽しんでくれればと思います。
CHANEL|シャネル
Paris-Byzance Métiers d’Art Show Make-up by Peter Philips
ピーター フィリップス使用製品一覧
2011年特別限定品・限定色として発売予定の新製品に注目!
メイクアップ前の肌の準備に|イドゥラマックスプラス アクティブ ニュートリクリーム
The Complexions
ヴィタルミエール アクア
プードゥル ユニヴェルセル リーブル
エクラ ルミエール
コレクトゥール ペルフェクシオン
The Eyes
ルガール シニエ ドゥ シャネル〈トプカピ〉*
ジュ コントゥラスト〈ルージュ〉*
ル クレイヨン レーヴル #24 ルージュ
ル クレイヨン コール #69 クレール
クレイヨン スルスィル (2011年6月発売予定の新製品)
リン エクストレム #31 アンクル ヌワール
イニミタブル #10 ヌワール
The Cheeks
ジュ コントゥラスト〈オー〉*
ジュ コントゥラスト〈モカ〉*
The Lips
ソワン タンドゥル レーヴル
The Nails
ヴェルニ #473 コロマンデル
*2011年特別限定品・限定色として発売予定
シャネル カスタマー・ケア・センター
0120-52-5519/シャネル(香水・化粧品)