CHANEL|2011春夏プレタポルテコレクション ピーター フィリップス インタビュー
CHANEL|シャネル
シャネル2011春夏プレタポルテコレクション
ピーター フィリップス インタビュー
2010年10月5日、パリ グランパレでおこなわれたシャネル2011春夏プレタポルテコレクションでのメイクアップについて、シャネル メークアップ グローバル クリエイティブ ディレクターのピーター フィリップス氏にインタビュー。
2011 Spring Summer Ready-to-Wear,CHANEL Show Backstage,
Makeup Peter Philips,CHANEL,Photographer Vincent LAPPARTIENT
庭園を散歩するすがすがしい気分を表現
――このショーのメイクアップは、どんな発想から生まれたのですか?
目もとにフォーカス! カール ラガーフェルドのスケッチを見て色調が決まり、深くダークなスモーキー アイでいくことに決めました。舞台装置のフランス式庭園は、黒と白でつくられたグラフィカルなデザイン。ここからインスピレーションを得て、コントラストの効いたメイクアップにしました。黒といっても漆黒ではなく、白といっても純白ではない。極めてグラフィカルなダークカラーと白のラインを使って、ところどころにフレッシュな輝く色を効かせた、光と影を楽しむメイクアップです。
――目もとのメイクは?
目もとには、レ キャトル オンブル“#20 ルガール ぺルレ”(2011年春の新色)のダークカラーを使いました。このパーリー ブラックのアイシャドウがもつ強さと、ブラック、グレー、グリーンのあいだを揺らぐ偏光は、瞳に光を与えてくれます。また、色がさまざまに変化して見えるアクセサリーによく似合います。
まつ毛はアイラッシュ カーラーでカールさせたあとに、イニミタブル ウォータープルーフ“#10 ヌワール”。眉はクレイヨン スルスィル(2011年6月発売予定)でかたちよく立体的に整えました。
――ファンデーションや口紅はとても春らしい色です。
ファンデーションはプロ ルミエールを使いました。モデルの本来の肌色を活かしながら、
ナチュラルでつやのある、プロフェッショナルな肌に仕上がります。こめかみから頬骨に
かけてのCゾーンには、プードゥル ルミエール ぺルレ(2011年2月発売予定)を。よりつややかで明るい肌になり、スモーキーアイが強調されます。
庭園を散歩するすがすがしい気分を表現するため、頬には軽くジュ コントゥラストの“#65 エスピエーグル”(2011年春の新色) をのせました。口紅は、ルージュ ココ シャインから“#54 ボーイ”(2011年4月発売予定)。ほんのりと優しいピンクが、繊細でみずみずしい印象をもたらしています。
グラフィカルなメイクアップをさらに際立たせるために、ペディキュアにはヴェルニの“#511 パール ドロップ”(2011年春の新色)を。ゴールドがかったパーリー ホワイトが、白大理石の床とぴたりと調和しています。マニキュアにはヴェルニ“#513 ブラック パール”(2011年春の新色)で、黒真珠を指先で持っているような印象を生み出しました。
ペンタイプのリクィッド アイライナー、エクリチュール ドゥ シャネルで髪の分け目に黒の縦ラインを描き、このルックの完成です。
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