ランニング特集|長谷川理恵インタビュー「心身ともに健康で美しくあるための最短距離」
BEAUTY / FEATURES
2015年1月30日

ランニング特集|長谷川理恵インタビュー「心身ともに健康で美しくあるための最短距離」

ランニング特集|長谷川理恵インタビュー

心身ともに健康で美しくあるための最短距離 (1)

ランニングをはじめるきっかけとなったホノルルマラソンに2000年以来連続出場し、昨年でランニング歴10年を迎えたタレントの長谷川理恵さん。今年1月には、走ることのすばらしさをもっと感じてもらうために、ランニングのノウハウや理恵式トレーニングなどを解りやすく解説した本『RUNNING BEAUTY』を発売。走ることを通じ、ますます美しさに磨きがかかった彼女に、ランニングの魅力、そして美しさを保つ秘訣について語ってもらった。

文=オウプナーズ写真=鈴木健太

ランニングを通じて得たもの

――テレビ番組の企画で、2000年のホノルルマラソンに出場したのがきっかけとのことですが、それまでも運動はしていらっしゃったのですか?

いえ、とくにしていませんでした。なので、ホノルルマラソンは自分にとって衝撃的な経験でしたね。フルマラソンを走るのがはじめてという状況のなかで、地元ハワイのひとたちや気候がとれも優しくて、励まされたのを覚えています。それ以来、毎年出場していて、昨年で10周年を迎えました。

――すごいですね! 普段はどのくらい走っているのですか?

だいたい10kmで60分くらいです。もちろん、レースがあるときはもっと練習しますが、いまはのんびりと(笑)。私はいつも皇居を走っていますが、最近はランニングブームでランナーも増えてきましたし、自分以外のランナーがいるとモチベーションが上がりますね。緑も多く、信号がないというのもポイントですね。あとは千葉にコーチが住んでいるので千葉でも練習しています。

――10年間走りつづけてきた理由はなんだと思いますか?
やっぱり、走るのが好きというのが一番大きいですが、健康維持のためもあります。走ることで身体の調子が良くなるし、バランスも取れるので、私にとってランニングは欠かせないライフスタイルのひとつです。はじめるまでは、ほとんど汗をかかない生活をしていたので、代謝が悪く体調を崩すことも多かったのですが、走るようになって健康的になりました。風邪もひかなくなりましたし、代謝が良くなったことで乾燥やクマも気にならなくなって、肌がキレイになった気がします。あとは、無駄なものをそぎ落としたことで身体が欲するものが変わって、身体に良いもの、きちんと栄養になってくれるものを食べたいなと思うようになりました。その栄養をきちんと取り込める身体になったのでしょうね。ベジタブル&フルーツマイスターの資格を取得したのも、ランニングがきっかけです。

1sub

長谷川理恵さん


ランニング特集|長谷川理恵インタビュー

心身ともに健康で美しくあるための最短距離 (2)

ランニングは自分との対話の時間

――メンタル面でも変化はありましたか?

何事も挑戦しようって思うようになったり、我慢強くなりました。それまでは自分自身の健康やメンタル面と向き合う時間がなかなかとれなかったのですが、ランニングを通じて自分との対話の時間が増えました。それと、外を一年中走っていると四季を感じることができるので、花の匂いや空気の匂い、暑い、寒い、そういった感覚がどんどん研ぎ澄まされてくると思います。

――やめようと思ったことは?

ないですね。普段はやめたいと思うところまで追い込まないし、追い込むときはちゃんと目標があって追い込んでいますので。プロのアスリートでもないのでいつでもやめられる状況ですけど、やっぱり自分がやりたくてやっていることですから。

――ランニングの魅力はなんだと思いますか?

気軽に、身軽に、誰でもはじめられて、楽しむことができる。シューズとウェアさえあれば、どこでも走れますから。私は仕事でロケに行くことも多いのですが、ロケ先でも走っています。いろんな景色を見て、その土地を知ることができるので楽しいですよ。あとは、練習したぶんだけ自分に返ってくるので達成感や自信につながると思います。考え方もポジティブになるし、美容にも良いし、身体もすっきりします。

――ウェアやシューズにこだわりはありますか?

機能性で言うと、シューズはすごく大事なので自分に合ったものを履くということ。ファッションは、最近とくにデザイン的におもしろいウエアが出てきているので、ワンピースやスカートなど取り入れて楽しんでいます。普段はスカートにスパッツというスタイルが多いです。濃いピンクのウェアなど、綺麗な色を取り入れることで気分も上がります。

2sub

2sub2

ウェアはすべてナイキのもの


ランニング特集|長谷川理恵インタビュー

心身ともに健康で美しくあるための最短距離 (3)

美しさを保つ秘訣とは?

――ランニング以外に、美容のために気をつけていることなどありますか?

食事と睡眠はとても大事だと思います。とくに食事は自分の身体を作るものですから、身体がよろこぶものを選ぶよう心がけています。私は極端な減量はしていなくて、きちんと栄養をとっています。そのほうが身体が機能してくれるんです。食べたいものを食べて運動する。運動をつづけていれば、効率的に脂肪を燃やせるようになります。

3sub

――睡眠は?

その日によって寝る時間はバラバラなのですが、できるだけ寝るべき時間には寝るように心がけています。長い睡眠をとるよりも、短くても深い眠り、質の良い眠りというのが大切だと思います。あとは、自分が楽しいなって思うことをするとか。私はサーフィンも好きですし、まだまだコースに出られるほどではないのですがゴルフもはじめました。なるべくストレスをためずに、毎日をハッピーに過ごす! そういうことが美しさに繋がってくると思います。

――今“美しさ”という言葉がありましたが、長谷川さんが思う女性の美しさとは?

こころと身体がともに健康で、それでいて美しいというのが、本当の“美”だと思います。外見だけではなく内側から発するものだったり、自分の信念をもってスタイルを貫くことだったり……。それって、体型や表情にも出てくることだと思うので。ランニングはそれを手に入れるための最短距離。

――なるほど。最後に、長谷川さんにとってランニングとは?

生活の一部。欠かせないものですね。出会えてよかった宝物。自分が変わることのできたもの。一生つづけていくもの……。

――ありがとうございました。

"<br

長谷川理恵|HASEGAWA Rie
1973年神奈川生まれ。3歳から7歳までの5年間を父の仕事の関係でベルギーで過ごす。大学生のときに読者モデルとしてスカウトされ『CanCam』『Oggi』などの表紙を飾る。2000年12月のホノルルマラソンに出場。以後毎年同マラソンに出場し、ベストタイムは3時間15分36秒というアスリートなみの記録をもつ。ベジタブル&フルールマイスターのジュニアマイスターや、オリーブオイルマイスターの資格ももつ。趣味はランニング、料理、サーフィン、ウクレレ、ゴルフ。近著に『Running Beauty(ランニング・ビューティ)』(ポプラ社)1600円。

ブログ「リエゴト」http://ameblo.jp/hasegawarie/

           
Photo Gallery