待望のスマートウォッチ、Apple Watchが4月24日に発売決定|APPLE
DESIGN / DIGITAL
2015年3月13日

待望のスマートウォッチ、Apple Watchが4月24日に発売決定|APPLE

APPLE|アップル

価格は4万2800円から218万円まで、4月24日発売開始

スマートウォッチの大本命Apple Watchの全貌(1)

2014年9月9日(アメリカ西海岸時間)の発表からちょうど半年後の3月9日、アップルは新製品発表イベントを開催。日本時間で早朝3時前後、新技術を満載した新型MacBookとともに、ついにApple Watchの製品版と4月24日からの発売(予約開始は同月10日から)がついに発表された。また10日に日本でもプレス向け内覧会も行なわれ、実物に触れることができた。そこで感じたことや世界に中継されたそのイベントで公開された情報も含めて、いまもっとも話題のパーソナルデバイスの概要と魅力をご紹介しよう。

Text&Photographs by SHIBUYA Yasuhito

誰もが認める、史上最も魅力的なスマートウォッチ

ついに登場した製品版Apple Watchは、6カ月前に発表されアップルのサイトで公開された仕様そのまま、つまり期待を裏切らない公約通り、いや期待以上に美しく魅力的なスマートウォッチに仕上がっていた。

これまでスマートウォッチを名乗る製品はサムスン、LG、ソニーを筆頭に各社から数多く出ているが、デザインでも機能でも質感でもこうした既存のスマートウォッチとは異次元の「史上もっとも魅力的なスマートウォッチ」だと自信を持って断言できる。

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実機に触れてまず感心させられたのは、画面の美しさと操作の快適さ。高精細なRetinaディスプレイの上に美しく表示されたアプリケーションや画像、メールなどのデータは、画面へのタッチ&タップと、ボタンであり指先で回すことでスクロールやズームなどができるデジタル クラウンのおかげで、一度操作の基本を理解すれば、ストレスや迷いなく選択・決定・起動などの操作ができる。もちろんiPhone同様にSiriを使った音声入力によるコントロールも可能だ。

18Kソリッドゴールド、ステンレススチール、アルミニウムと3つのグレードごとに異なる素材を使ったケースとディスプレイを保護する風防(サファイアクリスタル製、またはIon-Xガラス製)がシームレスに美しく融合した本体と、フルオロエラストマー製やステンレススチール、レザーなどさまざまな素材で作られたブレスレット、ストラップの質感、装着感も高級時計メーカーが青ざめる見事な完成度。特にミラネーゼブレスなど、アップルが得意とするマグネットを使ったバックルの使いやすさにはちょっと感動する。

3月9日の発表と同時にダウンロードが可能になった、最新のiOS 8.2をインストールしたiPhoneとのペアリングで実現される機能の充実ぶりも圧巻。その機能は、主に3つに分けることができる。

0.5秒単位まで常に正確で、デザイン的にも機能的にも数百万種類の文字盤のカスタマイズ、パーソナライズができる時計機能。電話の受発信による通話。メールの送受信。特定の相手へのスケッチやタップ、心拍リズムの送信。Siriを使った音声によるウェブ検索。iPhoneのGPSセンサーを活用しての振動による目的地までのナビゲーション。天気予報などの各種インフォメーションやiPhone本体に保存されているテキストや画像の検索、表示。iPhone本体のカメラコントロール。Passbookを使ったエアラインチケット、ホテルのドアキー機能なども含む豊富なコミュニケーション&インフォメーション機能。

そして、加速度センサーや心拍センサー、iPhoneのGPS機能を使ってウォーキングやランニング、サイクリングなどさまざまな運動をサポートし、あなたのアクティビティを常に計測・記録ながら支援してくれるヘルスケア&エクササイズ機能。

こうしたiPhoneの基本機能のほとんどを、腕の上からスマートにコントロールして楽しめるうえに、身体に装着するウエアラブルデバイスならでは。iPhoneにはないパーソナルで魅力的で楽しい新機能がいくつもプラスされているのである。また、特に機能のオンオフ&ロック機能を設けず、腕時計の文字盤を眺めるとセンサーが自動的に感知して画面が起動するのもあたらしい。

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APPLE|アップル

価格は4万2800円から218万円まで、4月24日発売開始

スマートウォッチの大本命Apple Watchの全貌(2)

誰もが実感できる“楽しさ&ワクワク感”

では、こうした洗練された機能やデザインにくわえて、これまでのスマートウォッチにはない、Apple Watchの最大の特徴であり魅力は何だろうか。それは、誰もが即座に実感できる“楽しさ&ワクワク感”だ。

「これを着ければ、いままでできなかった楽しいことができる。今までより毎日が楽しくなる。今よりもお洒落で新しいライフスタイルが実現できる」と確信させてくれるところだ。

親しい人ともっとコミュニケーションしてみよう。運動を始めてみようなど、Apple Watchには着けるだけで、そんな前向きな気持ちにしてくれるオーラがある。しかも、一切の説明書なしで使える。

こんなスマートでお洒落なウエラブルデバイスはこれ以外にない。しかも、その楽しみやワクワク感は、これからさらに発展する。現時点でも、仲間とスケッチやタップをやりとりする機能など「毎日をより楽しくワクワクする」アプリが充実しているが、今後はこれにくわえてソフトウェアデベロッパーの手で同様のApple Watch用アプリが続々と登場してくるはず。

この“楽しさ&ワクワク感”の欠落こそ、これまでスマートウォッチが成功しなかった何よりの原因だった。Apple Watchは、この壁をついに、しかも軽々と鮮やかに乗り越えたのだ。

唯一最大の問題は約18時間という“短い駆動時間”

ただ、時代に先駆けた提案型の製品、かつての理念先行型ソニー製品のように“夢に挑戦した”プロダクトゆえに、ひとつだけ問題がある。それは、今回の製品版の発表で初めて公式に発表された、母体となるiPhoneよりもはるかに短い“18時間”という駆動時間。つまり、iPhone本体と同様に毎日、こまめに充電が必要なのだ。

iPhoneとBluetooth4.0規格で常時通信し、美しいRetinaディスプレイを駆動することを考えると、現在のバッテリー技術ではこれは仕方ないこと。だが、iPhoneのようにケーブルを繋がなくても簡単に充電できる工夫も施されている。だから、一日の終わりにiPhoneと一緒に充電すれば問題はない。腕時計の常識から考えれば、文句を付ける人もいるかもしれない。だがApple Watchは腕時計ではない。腕時計を超えた、リスト型で史上もっとも楽しく使いやすいウエアラブルコンピュータであり、情報通信ツールなのだ。

オススメはやはり、手が届く2つのグレード

ここまで読んで購入を決断されたiPhoneユーザーもいらっしゃるはず。では具体的にどのコレクションがあなたにフィットするだろうか。

カジュアルなスタイルで日常を過ごしているなら、迷わずアルミニウムケースでフルオロエラストマー・スポーツバンド、4万2800円(ケースサイズ38mm)と4万8800円(同42mm)の「Apple Watch Sports」で決まり。

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ビジネススーツを常時着ている人には、適度で上質なフォーマル感のある、ステンレススティールケース、6万6800円〜12万6800円がプライスレンジの「Apple Watch」をオススメしたい。そして、他人とはちがう別格のテイストを楽しみたいなら、18Kゴールドケースの「Apple Watch Edition」(サイズは38mmのみ)という選択になる。

Apple Watch Editionの価格についてだが、フルオロエラストマー・スポーツバンド仕様の価格は、128万円からスタート。レザーストラップにゴールドのクラシックバックル付きは218万円という価格設定は、高級時計の常識から考えても特別なものだ。

4月10日からアップルストアで展示されるという実物の魅力を、自分の目で、自分の手で確かめてほしい。きっとあなたもワクワクするはずだ。

           
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