Peugeot SR1|新世代のプジョーデザインを体現
CAR / NEWS
2015年2月24日

Peugeot SR1|新世代のプジョーデザインを体現

Peugeot SR1|プジョー SR1

新世代のプジョーデザインを体現

プジョーはハイブリッドのコンセプトカー「SR1」を初公開した。ジュネーブショーで正式デビューを飾る。

文=ジラフ

いままでのプジョーにはないデザインアプローチ

そのエクステリアは、グランドツアラーとしての伝統的なスタイリングをもちながら、今までのプジョーにはないデザインアプローチがなされているのがわかる。

ボディサイズは、全長4423×全幅1917×全高1246mm、ホイールベース2595mm。フロント部で特徴的なのは、ボンネットフード中央の大きなくぼみ。彫刻されたような独特なデザインのくぼみの先端には、あらたにデザインされた立体的なLionバッジが貼り付けられ、近年のプジョーに見られた、大型のヘッドランプ、大きな開口部をもつグリルは影をひそめている。それに代わって薄型LEDヘッドランプとコンパクトなグリルが採用されているのも特徴だ。

またドアやリアフェンダーなどの処理も独創的。その立体的なデザインは、人びとの視線を釘付けにすることはまちがいないだろう。ハードトップは脱着式で、ヨットに用いられる、レフォームプロフィールテクノロジーが導入され、装着時の後付け感を軽減している。

直噴1.6リッター直4ターボ+電気モーター

室内は、フロント2、リア1の3シーターレイアウト。インテリアには、レザー&ウッドがふんだんに使われるだけにとどまらず、ニッケル&サテンフィニッシュクロームなどの先進的な素材を組み合わせることで、近未来的かつ高級感溢れる車内を演出している。またダッシュボード中央には、「ベル&ロス」と共同開発した時計が採用され、取り外せば腕時計としても使用が可能だという。

パワートレインは、フロントに最大出力218psの直噴1.6リッター直4ターボ「THP」を搭載し、リアアクスルに最大出力95psのモーターを設置。トータル出力は313psとなり前輪をエンジン、後輪をモーター駆動させる4WDとなる。

これはプジョーが2011年に「3008」で実用化する「ハイブリッド4」と呼ばれるシステムで、欧州複合モード燃費で20.4km/ℓと発表されている。

このSR1は、3月2日に開幕するジュネーブモーターショーで発表される。今後のプジョーのデザインにおける方向性を示す一台といっても過言ではないだろう。

           
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