HANKYU MEN’S TOKYO|身も心も軽やかに4月は「DRESSING GREEN」
HANKYU MEN'S TOKYO|阪急メンズ東京
話題の色で表現する男のナチュラルエレガンススタイル
身も心も軽やかに、4月は「DRESSING GREEN」
今シーズンのトレンドのなかで注目したいのが、自然のなかにある木の葉や実、草花、蔓(つる)など、植物をモチーフにしたボタニカル柄や花柄を自在に使ったアイテムの充実。着こなしに取り入れれば、大人っぽい雰囲気とカジュアル感を両立させることができる。もちろんさまざまな色味、トーンの“グリーン”が揃っているというわけだ。
阪急メンズ東京では、ベージュをベースカラーにしたコーディネイトに、グリーンをアクセントカラーにして、小花柄や麻素材をプラスする着こなしを提案。グリーンの小物類も多数登場する。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by JAMANDFIX
着心地の良さと素材感、そして色を楽しむ
4月のテーマ「DRESSING GREEN」について、阪急メンズバイヤーの戸倉啓介氏は、「今シーズンのマストなトレンドカラーである“グリーン”にフォーカスしました。パリコレやミラノコレクションで多くのデザイナーがグリーンに着目していましたが、その理由として、世界的なリノベーションムーブメントが少なからず影響しています。従来の“エコ”志向にファッションの要素を掛け合わせているのが特徴です」と語る。
さらに、「アメリカのポートランドやブルックリン、東京の白金台など、洗練されたスポットにおいて、グリーンを取り入れたスタイリッシュなライフスタイルに注目が集まっている点も、見逃せません」とつづける。
戸倉氏は、「グリーンは、スタイリングではアクセントカラーとして取り入れるのがポイント。ビビッドなカラーコーディネイションではなく、ベージュやオフホワイトをメインカラーとして、きれいめで優しい印象をあたえることがコツです」と、グリーンの着こなしをアドバイス。
また、豊富に展開するグリーンの小物や雑貨は、「たとえば薄めのグリーンが入ったシャツには光沢感のあるグリーンのバッグを合わせるなど、服のグリーンとちがうトーンの小物を取り入れるのがポイント」と語る。
上の写真の左は、今シーズン注目のJ.プレスの麻100%“ゆる羽織り”ニットジャケット。原糸は帝国繊維のハードマンズリネンを使用。初夏から盛夏まで着用できるさわやかな着心地で12色を展開する。襟もとにはマリンをイメージさせるアンカーモチーフのピンバッジ付き。
右は、ガレリアントの阪急メンズ先行・限定発売のトート。ともに本体はソフトで手になじむ独特の味わい深い触感をもったゴードスキンの質感をそのまま生かし、先行発売(上のバッグ)の裏地はかすり模様生地、限定発売(下のバッグ)の裏地は花柄プリント生地を使っている。バッグを背負った際、革のナチュラルな表情とシルエットが出るよう、ハンドル土台部分でボディとマチの縫い合わせ部分をはさみ込むという、手間と技術を要する縫製で仕上げている。
右は、仏・パリ市内にいくつもの店舗を構えるシューズセレクトショップ「BOWEN(ボーウェン)」。そのなかでモカシンを中心としたカジュアルシューズコレクションが「フェアマウント」で、透明感ある色味のスエードを使用したタッセルスリッポンと、発色の良い型押しレザーを使用した、遊び心満点のローファーが阪急メンズ限定で登場する。
そして、1952年の誕生以来、“ロックの象徴”として多くの音楽ファンや映画ファンから愛されているレイバンのウェイファーラー。今年の新作はカラーや素材にこだわり、グリーンカラーのフレームやレンズ、革巻きタイプなど豊富なバリエーションでラインナップする。
阪急メンズ東京1階エントランスが癒やしの空間に
今回のテーマ「DRESSING GREEN」にあわせて、阪急メンズ東京のエントランスが“アーバンオアシス”に変身。まるで春の森のなかに迷い込んだような、木漏れ日が溢れる新緑の木立のなかで、小鳥のさえずりや川のせせらぎが楽しめる。
この演出について戸倉氏はこうコメント。「今年のマストトレンドカラー“グリーン”を、洗練されたドレッシーなカジュアルスタイルで提案します。阪急メンズ東京ならではの都会的な世界観と、ナチュラルテイストの絶妙な融合をぜひ体感してください」
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HANKYU MEN'S TOKYO|阪急メンズ東京
「DRESSING GREEN~緑を装い、五感を潤す~」(1)
“楡(にれ)の木と葉”、その理由
阪急メンズ東京が、新緑に包まれるアーバンオアシスに! ── 4月22日(火)まで、阪急メンズ東京1階エントランススペースが、緑溢れ、森のサウンドに包まれる特別な空間に変身。
緑の植物を使った空間演出のトップカンパニー「parkERs(パーカーズ)」のグリーンコーディネイター幸繁信裕氏と、最高のサウンドをクリエイトする「ビクターエンタテインメント」による音響デザインシステム「KooNe(クーネ)」とのコラボレーション。まるで春の森のなかに迷い込んだような、木漏れ日が溢れる新緑の木立のなか、小鳥のさえずりや川のせせらぎが私たちを優しく出迎えてくれる。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by SUZUKI Shimpei
新緑の清々しさと美しさを楡の木で表現
今回の「DRESSING GREEN~緑を装い、五感を潤す~」のグリーンコーディネイター幸繁信裕氏はキャリア20年。天井が高くて、抜けが気持ちいい阪急メンズ東京エントランススペースを見て、「ファッションのクールな雰囲気にグリーンを持ち込んで、空間をほどよく中和する」というテーマのもと選ばれたのが、楡(にれ)の木と葉。
「たんに明るく軽やかなグリーンではなく、メンズ館にふさわしいちょっと重い色で、ボリューム感がある楡の木と葉をメインに選びました」と幸繁氏。
──今回の阪急メンズ東京の企画「DRESSING GREEN~緑を装い、五感を潤す~」の内容を最初に聞いたときはどう思われましたか?
幸繁 時代と合っていると思いました。ファッションは、時のパワーをもっていると思いますが、自然をファッションに取り入れる動きが恒常的になるように、自然の魅力をシンプルに表現したいと思いました。
──今回のファサードの装飾の見どころを教えてください。
幸繁 体感です。木々の下にいるようなやすらぎ、緑に包まれる心地よさを体感していただけたらと思います。
──今回は、ビクターの音響デザインシステム「KooNe(クーネ)」とのコラボレーションですが、どういう効果を期待されますか?
幸繁 自然の魅力はまさに五感で感じるものだと思います。なかでも視覚と聴覚は空気感を感じるための大きな要素を占めると思います。この感覚は足し算ではなくかけ算になると思うので、それぞれのこだわりの数のかけ算で「トリップ感」がでることを期待します。
──期間中、阪急メンズ東京に訪れるひとにメッセージを。
幸繁 花とちがってグリーンは男性に好まれる傾向にあります。花のような存在である女性のパワーや影響力は近年ますます向上していますが、包み込むやさしさのような存在であるグリーン、そのカラーを身にまとい、周りの人びとにやさしさと緑の美しさを広げていただけたらと思います。
parkERs(パーカーズ)
http://www.park-ers.com/
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「DRESSING GREEN」~緑を装い、五感を潤す~(2)
“自然界にある音”の再現が、都会人の感性を研ぎ澄ます
空間演出のトップカンパニー「parkERs(パーカーズ)」のグリーンコーディネイトと、どこからともなく聞こえてくる小鳥のさえずりや川のせせらぎ ── 雑音・騒音の世界から一歩異空間に迷い込んだような感覚にさせるのは、「ビクターエンタテインメント」による音響デザインシステム「KooNe(クーネ)」によるもの。都会にいながらその喧騒からひととき離れられる、“居心地の良い空間”をぜひ体感しよう。
五感のバランスを整えた感性レベルの空間デザイン
「KooNe(クーネ)」は2012年12月に、CDを超える高音質の“ハイレゾ音源”を用いたサウンドシステムによる空間音響デザインサービスとして、販売をスタート。
「2013年4月には、インターネットでの配信もはじめました。クーネはリラックスできる空間を提供するサービスなので、スピーカーもふくめて開発。間接音により空間全体を包み込むため、音が空間に自然に溶け込みます」と、ビクターエンタテインメント エンタテインメント・ラボ長 エグゼクティブ・プロデューサーの榎本誠也氏。
──今回の阪急メンズ東京の企画「DRESSING GREEN」~緑を装い、五感を潤す~の内容を最初に聞いたときはどう思われましたか?
榎本 「DRESSING GREEN」のコンセプトに共感しました。自然と一体化した環境のなかで楽しんで生活しているようなイメージや、リラックスしたなかで自然を身にまとう考え方は、我々が提供する空間音響デザイン「KooNe(クーネ)」の目指す方向性でもあります。“五感を潤す”というフレーズはクーネのキャッチコピーそのものでもあります。
都市化された空間に住む私たちは五感の鈍化が指摘されており、これからの空間の在り方としては五感のバランスを整えた感性レベルの空間デザインが求められていると考えます。そんななかで今回の「DRESSING GREEN」の取り組みには惹かれるものがありました。
──クーネが生まれた背景を教えてください。
榎本 私たちの周りには“音”が溢れていますが、その“音”の質はどんどん劣化の傾向にあります。たとえば、音楽メディアを挙げるとわかりやすいのですが、レコードと呼ばれていたLP盤からCDへ、そして現在はダウンロードされた音楽ファイルが一般的になりました。この流れは、音の質が、原音からどんどん遠ざかっている状態なのです。
また、自然界と都会では“音”の環境(成分)が大きく異なっています。具体的には、都市化された空間には、熱帯雨林や森といった自然界に存在する、非可聴領域(高周波成分)が極めて少ない状態であるといわれています。人間は本来、自然界に存在する動物の一種ですから、自然との乖離(かいり)は好ましいことではありません。そんな状況を見据えて、“自然界にある音”を再現することで、あらゆる空間の居心地を向上させるために生まれたのが、空間音響デザイン「クーネ」です。
森の音を収録し、その森の質感を表現する
──今回のファサードでのクーネの効果・特徴をお教えください。
榎本 本物の森のサウンドを使用します。本物の森のサウンドとは、現存する最高レベルの録音技術(ハイレゾリューションサウンドによる録音)を駆使し、奥秩父や白神山地などの森の音を収録し、その森の質感を表現するものです。ハイレゾユーションサウンドは、通常のCDクオリティの約550倍の密度で構成され、その表現力はまるで森のなかにいるかのような錯覚をあたえます。また、自然音を表現するために開発されたクーネ専用スピーカーや自然界の音空間を再現する独自の空間設計も特徴の一つです。
──今回は、グリーン装飾とのコラボレーションですが、訪れるひとにメッセージを。
グリーン装飾も本物の緑を使用しています。そしてクーネによる音も、原音に忠実に再現した森のサウンドになっています。今回「DRESSING GREEN」に訪れるお客さまには、“本物”の価値を配し、クオリティを高めた感性空間をご体感いただければ幸いです。
KooNe(クーネ)
http://www.koone.jp/
「阪急メンズ東京×KooNe(クーネ)」コラボレーション秘話はこちら
http://www.koone.jp/feat/feat5.html
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