MOVIE|主演2人の渾身の演技に世界が賞賛『ダラス・バイヤーズクラブ』
MOVIE|政府と製薬会社にたったひとりで戦いを挑んだ男を描く
マシュー・マコノヒー、ジャレッド・レト渾身の演技に世界が賞賛!
『ダラス・バイヤーズクラブ』
HIV陽性により余命30日と宣告された男の、生きるための闘いを描いた『ダラス・バイヤーズクラブ』。2月22日(土)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国ロードショーされる。
Text by KUROMIYA Yuzu
マシュー・マコノヒーが大幅に減量し難役に挑戦
1985年、当時無認可だったHIV代替治療薬を密輸し、アメリカのHIV患者が特効薬を手にできるように奔走したカウボーイがいた。その男、ロン・ウッドルーフの実話を基にしたドラマが『ダラス・バイヤーズクラブ』だ。
主人公ロンに扮するのは人気俳優のマシュー・マコノヒー。21キロ減量し役づくりに挑み、渾身の演技を見せた。トランスジェンダーのレイヨン役にはジャレッド・レトをキャスティング。彼も18キロ減量し衝撃的な姿を披露している。そのほか、主人公の2人を見守る女医をジェニファー・ガーナーが演じた。
生きるための闘いが、いまはじまる
1985年、ロデオカウボーイのロンは、HIV陽性により余命30日を宣言される。なんとかしたい一心でエイズの猛勉強をはじめた彼は、米国の認証薬の少なさに愕然。代替薬を求めてメキシコに行き密輸を思いつく。そして、偶然に出会ったトランスジェンダーのレイヨンとともに闇の販売組織「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立。草分け的なアンダーグラウンド組織は急激に勢いづくなか、司法の手がロンに迫っていく。
顧客によって拡大したコミュニティーを背景に、特効薬を求め世界中を飛びまわり医療業界、科学業界に挑んでいくロンの姿に、だれもが勇気と元気をもらえることだろう。
『ダラス・バイヤーズクラブ』
2月22日(土)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
監督|ジャン=マルク・ヴァレ
出演|マシュー・マコノヒー、ジャレッド・レト、ジェニファー・ガーナー
配給|ファインフィルムズ
2013年/アメリカ/117分/原題『Dallas Buyers Club』
http://www.finefilms.co.jp/dallas/
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