Ferrari SA APERTA|フェラーリ SA アぺルタ 公開
FERRARI SA APERTA|フェラーリ SA アぺルタ
史上、最高級のフェラーリ
フェラーリはこのたびのパリ モーターショーにおいて「599」のロードスターバージョン「SA アペルタ」を公開した。これは80周年を迎えるピニンファリーナに敬意をあらわすネーミングがなされたモデルである。
文=ジラフ
599GTOと同性能のエンジンを積むロードスター
「SA アペルタ」は、創業より80年を迎えるピニンファリーナを記念しつくられた限定モデルで、SAという車名は、現ピニンファリーナ名誉会長のセルジオ・ピニンファリーナ、そしてその後継者であるアンドレア・ピニンファリーナ、両者の頭文字を引用することで、その敬意を表したものである。
同車に搭載されているエンジンは、最高出力 670ps/8250rpm、最大トルク 63.2kgm/6500rpmを発揮する6.0リッターV型12気筒ガソリンエンジン。フェラーリの十八番ともいえる12個のシリンダーを抱えたユニットは、フェラーリのスポーツモデルの最高峰「599 GTO」とおなじ性能であることから、SA アペルタがいかに特別なモデルかがうかがえる。また混合気の充填効率にも改良がほどこされたことにより、CO2の排出量を270g/kmとし、これはクラス内最高の数値である。
ロードスターであるSA アペルタのソフトトップは非常に簡易なつくりになっており、一時的な雨しのぎ程度のものを採用。フロントウィンドウスクリーンを低く設定するなど、よりスポーティさを強調している。一方でシャシーの再構成がなされベルリネッタと同等の重量とボディ剛性を実現したのも特徴だという。
また、レザー、カーボンファイバー、アルカンターラといった品質の高い素材を使用したインテリアとボディカラーの豊富なバリエーションは、その組みあわせによって80台それぞれにことなる個性をあたえてくれる。フェラーリはこの究極のカスタムメイドモデルを「史上、最高級のフェラーリ」と称した。
限定の80台はもうすでに完売済み。