往年の名ドライバーの名を冠したヴェイロン|Bugatti
ugatti Veyron 16.4 Grand Sport Vitesse Jean-Pierre Wimille|
ブガッティ ヴェイロン 16.4 グランスポーツ ヴィッテス ジャン-ポール ウィミーユ
往年の名ドライバーの名を冠したヴェイロン
2012年のジュネーブモーターショーで登場した、最速のロードゴーイングマシン ブガッティ
「ヴェイロン 16.4 グランスポール ヴィッテス」に、ブガッティの伝説のドライバーの名を冠したモデルが登場する。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
現代によみがえるブガッティ伝説
ブガッティは、ヴェイロン 16.4 グランスポール ヴィッテスに、ル・マン24時間耐久レースを2回も制した名ドライバー“ジャン=ピエール・ウィミーユ”(Jean-Pierre Wimille)の名を冠した特別モデルを用意し、8月に開催される、ペブルビーチ コンクール デ レガンスにて公開する。
1908年に生まれたジャン=ピエール・ウィミーユは、1933年に、それまでのレースにおける実績を見込まれて、ブガッティのテストドライバーとなった。ウィミーユは、以降、レース活動におけるほとんどをブガッティのもとで過ごした、往年の名ドライバーだ。1937年のル・マン24時間耐久レースにおいては、ブガッティ「57G タンク」を駆り優勝を果たし、さらに翌々年にも「57C タンク」で、再度これを制したことで知られる。
ヴェイロン 16.4 グランスポーツ ヴィッテス ジャン=ピエール・ウィミーユは、その57G タンクが、伝統的にフランスのレーシングカーにもちいられる水色に塗られていたことにちなみ、ブルーのクリアコートが施されたカーボンと、“ウィミール・ブルー”と名づけられた水色で塗装される特別なモデル。わずか3台のみが生産される。
最高出力1,200ps、最大トルク1,500Nmを発生させる8リッターW型16気筒エンジンをはじめ、最高速度408.84km/h、0-100km/h加速2.6秒というスペックに変わりはない。
ブガッティは今後、12ヶ月かけて“ブガッティ レジェンド”をテーマに、同ブランドのヘリテージに貢献した名を冠する、6台のヴェイロン 16.4 グランスポーツ ヴィッテスを発表してゆく予定であり、“ジャン=ピエール・ウィミーユ”はその第1弾となる。