SEIKO|銀座・和光にてセイコー腕時計100周年を祝う
社長自身がプロデュースした特別限定モデルも登場
銀座・和光にてセイコー腕時計100周年を祝う
日本が世界に誇る時計ブランド「セイコーウオッチ」。1913年に国産第1号となる腕時計が製造されてから、今年で100年をむかえた。記念すべきこの日のために、セイコーは記念レセプションを開催。併せて、3種類4型の限定モデルの発表がおこなわれた。
Text & Event Photographs by SHIBUYA Yasuhito
これまでの100年への感謝と、次の100年への意欲をアピール
1913年、国産第1号の腕時計、「ローレル」が精工舎で製造されてから、今年でちょうど100周年。6月6日夜、東京銀座のシンボルである時計台を頂く高級専門店「和光」で「セイコー腕時計100周年記念レセプション」が開催された。
この一世紀の間に、技術でも生産量でも世界トップクラへと成長を遂げた日本の腕時計。1960年には世界最高クラスの精度を持つ機械式腕時計「グランドセイコー」、1964年には初の機械式クロノグラフ腕時計「クラウン クロノグラフ」を産み出し、また1969年セイコーは世界初のクォーツ腕時計「クオーツ アストロン」を発売。世界を驚かせた。
その後も、革命的ウォッチを次々と世に送り出したセイコーは、1988年に自動巻き発電クォーツ腕時計を、そして1999年には機械式にクォーツの調速機構を組み合わせたスプリングドライブ腕時計を開発。いまや電子系ウォッチの技術力ではもはや世界にライバルは居ない。
昨年の2012年に発売された、世界初のGPSソーラーウォッチ「セイコー アストロン」は、まさにその象徴ともいえる存在だ。腕時計ながらカーナビと同様にGPS衛星の電波を受信して現在地をすみやかに割り出し、世界のどんな場所に居ても、正確な現在時刻を表示する。
社長自身がプロデュースした特別限定モデルも登場
銀座・和光にてセイコー腕時計100周年を祝う (2)
今回のイベントでは、セイコーウオッチの服部真二社長から挨拶のあとスペシャルな発表が待っていた。それは、100周年を記念した3種類4型の限定モデルのお披露目だ。
いちばんの注目作は、真二社長がセイコーファンへの長年の感謝を込めて自ら企画したという「セイコー腕時計100周年記念SHスペシャルモデル」。SHとは服部社長のイニシャルの頭文字で、社長が愛する湘南の海とその渚がデザインモチーフとされた。
美しいマザー・オブ・パール製のブルーダイヤル、ホワイトストラップの爽やかなカラーと、セイコーの機械式時計製造の歴史と技を凝縮した厚さわずか1.98mmの超薄型機械式ムーブメント「キャリバー6898」、そしてムーブメントの地板とストラップの裏に盛り込まれた遊び心のあるディテールが特徴だ。
生産数はわずか39本。製作を担当したのはセイコーが誇るふたりの“現代の名工”たち。組立師・桜田守 氏が手作業でひとつひとつ組み上げたこの超薄型手巻きムーブメントには、彫金師・照井清 氏の手でやはりひとつひとつ彫刻加工がほどこされ、シースルーバックのケース裏からその卓越した技を存分に楽しむことができる。セイコー腕時計100年の歴史の中でも、ここまで贅沢で遊び心にあふれたモデルはない。
また「クレドール」ブランドで発表された2針モデルの「クレドール シグノ セイコー腕時計100周年記念 キャリバー6870 20周年記念限定モデル」、スモールセコンドモデルの「クレドール シグノ セイコー腕時計100周年記念限定モデル」も、同じ68系と呼ばれる厚さ1.98mmの超薄型ムーブメントを搭載した優雅な極薄モデル。どちらもセイコー腕時計作り100年の歴史を記念するのにふさわしい逸品だ。
また今回のレセプションにはこの記念すべき100周年を祝し、さまざまな著名人がお祝いに駆けつけた。去る5月23日、世界最高年齢となる80歳でエベレスト登頂を果たした冒険家の三浦雄一郎さんをはじめ、日本を代表するジャズミュージシャンの渡辺貞夫さん、セイコーファンとして知られるテレビプロデューサーでタレントのテリー伊藤さん、タレントの石田純一さん、タレント&モデルでセイコーのレディスモデル「ティセ」のアンバサダーも務める佐々木希さん、そしてミュージシャンの鳥塚しげきさんらが出席。会場を大いに沸かせた。
製品はもちろんのこと、こうした豪華なサポーターの登場で、改めて“日本のセイコー”の世界とその素晴らしさをアピールする場となったようだ。
100th Anniversary Model
セイコーウオッチ
0120-061-012
http://www.seiko-watch.co.jp