あらたなスタイリングを獲得したBMW Z4が日本へ|BMW
BMW Z4|ビー・エム・ダブリュー Z4
あらたなスタイリングを獲得したBMW Z4が日本へ
小変更がくわわったBMWのロードスター「Z4」が日本でも発売された。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
オレンジとブラックのコントラスト
すでにOPENERSでもお伝えしているように、今年の初頭にデトロイトモーターショーで、BMWのロードスター「Z4」に小変更がくわわった。
その新型「Z4」が日本にも導入され、販売が開始された。
外観の変化、装備の充実、デザインパッケージの追加が、今回のトピックスだ。
まず外観だが、キドニーグリルとならんで、BMWのフロントビューのアイデンティティといえる、リング状のライトが、LEDとなった。ボディサイドには、LEDのウインカーを内蔵した、クロームのサイドフィニッシャーをあらたに装着。インテリアもディスプレイ周辺やエアコンの吹き出し口のフレームにハイグロスブラックの仕上げが施されている。
装備は、「Z4 sDrive20i」で、価格を据え置きつつ、ウィンドディフレクター、オートエアコン、ハンズフリーテレフォンシステム、スピーチコントロールなどを標準装備化。
そして、今回の最大の目玉が、追加されたパッケージオプション、「デザイン・ピュア・トラクション」。全7色のなかから、「ヴァレンシア・オレンジ」とよばれる専用エクステリアカラーと、ブラックのハードトップを選択すれば、インテリアと統一された、あたらしいZ4を演出できる。そのインテリアは、上述のディスプレイ周辺や、エアコンの吹き出し口周囲にくわえて、ドアトリムやセンターコンソールもハイグロスブラック化し、ハンドルやセンターのトリムは立体的なメタルのパネルとなる。
価格は2.0リッター直列4気筒ターボエンジン(最高出力135kW(184ps)/5,000rpm 最大トルク270Nm(27.5kgm)/1,250-4,500rpm)搭載の「Z4 sDrive20i」が499万円、「Z4 sDrive20i Hi-Line」が540万円、「Z4 sDrive20i M Sport」が575万円。トランスミッションは8段スポーツオートマチック。
3.0リッター直列6気筒ターボエンジン(最高出力306ps/5,800rpm 最大トルク400Nm(40.8kgm)/1,300-5,000rpm)搭載の「Z4 sDrive35i」が699万円、「Z4 sDrive35i M Sport」が740万円。
3,0リッター直列6気筒ターボエンジンながら最高出力250kW(340ps)/5,900rpm、最大トルク450Nm(45.9kgm)/1,500rpmを搭載するトップエンドの「Z4 sDrive35is」が819万円だ。
なお、直列6気筒モデルと組みあわされるトランスミッションは7段DCTとなる。