電気自動車のBクラス発売決定|Mercedes-Benz
CAR / MOTOR SHOW
2014年12月4日

電気自動車のBクラス発売決定|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz B-Class Electric Drive|メルセデス・ベンツ Bクラス エレクトリックドライブ

Bクラス エレクトリックドライブ発売決定

メルセデス・ベンツはニューヨークモーターショーで、「Bクラス エレクトリックドライブ」を発表。2014年はじめに米国での販売を開始する。

Text by OKADA Kazuyuki

メルセデスの電気自動車、量産開始

パリモーターショー2012コンセプトモデルが発表されていた「Bクラス エレクトリックドライブ」の発売時期が2014年はじめに決定。あわせて詳細が公開された。

この電気自動車版の「Bクラス」は、アクセルペダルの踏みだしから使われる100kWの電気駆動の恩恵により、最大トルク310Nmを実現。これは一般的な3.0リッターガソリン車クラスのトルクに相当し、0-100km/h加速を10秒以下でこなす快適な走りを楽しめるという。

また、減速時には電気駆動システムが減速エネルギーをバッテリーに貯える。

最高速度は160km/hに設定されており、航続距離は200km。都市部の近距離走行はもちろんのこと、ちょっとした遠出も可能だ。充電は家庭用電源プラグに対応しており、100km分の走行が可能になるまでの充電時間は、米国で一般的な240V/40A電源で2時間、急速充電の400Vプラグを使用すれば1.5時間だ。

充電状況は計器内の電力表示メーターから確認できる。

Mercedes Benz B-Class Electric Drive|メルセデス・ベンツ Bクラス エレクトリックドライブ

Mercedes Benz B-Class Electric Drive|メルセデス・ベンツ Bクラス エレクトリックドライブ

今回用意された強力なリチウムイオン電池は、フロア内のリヤアクスル前方の空間“エナジースペース”に収められている。このおかげで、Bクラスならではの広いインテリア空間とラゲッジスペースは犠牲になっておらず、また、万が一のクラッシュ時にも電池は保護されるという。

レーダーベースの衝突警報システムを装備し、アクセルペダルから足を離すとブレーキディスクとパッドの間隔が狭められ素早くブレーキングできるよう働きかける「アダプティブブレーキ」や、フロントウインドウのマルチファンクションカメラが車線を検出し、走行車線を越えたときにステアリングが振動し警告を発する「アクティブレーンキーピングアシスト」、自動操舵によりシフトレバーとアクセル/ブレーキペダルのみの操作で駐車をサポートする「アクティブパーキングアシスト」と、メルセデス・ベンツならではの安全装備にも対応。

そして、PCやスマートフォンからインターネットを通じてクルマにアクセスできるネットワークサービスにも対応する。これにより、リチウムイオン電池の充電状況や、エアコン操作、設定されたルートで充電が可能な場所の確認などを事前にすることもできる。

「Aクラス E-CELL」、「Bクラス F-CELL」、「Vito E-CELL バン」、昨年話題となり、今年6月からの発売を予定している「SLS AMGクーペ エレクトリック ドライブ」と、メルセデス・ベンツは電気自動車の分野において今までにも様々な提案をおこなっている。また、低価格帯の普及版として「smart fortwo エレクトリック ドライブ」がすでに登場しており、こちらは、昨年後半だけで1,000台が生産されているという。

Bクラス エレクトリック ドライブは2014年はじめにアメリカで発売され、つづいて欧州市場にも導入予定だ。

Mercedes Benz B-Class Electric Drive|メルセデス・ベンツ Bクラス エレクトリックドライブ

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