新型レンジローバー スポーツ発表|Range Rover
Land Rover Range Rover Sport|ランドローバー レンジローバー スポーツ
新型レンジローバー スポーツ発表!
ジャガー・ランドローバーは、先日、ニューヨーク オートショー 2013でのワールドプレミアを予告した、新型レンジローバー スポーツを、27日のプレスデーにワールドプレミアをした。
Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)
アルミボディを採用
昨年9月の「レンジローバー」のフルモデルチェンジから半年、同ブランドのスポーツSUVである「レンジローバー スポーツ」がフルモデルチェンジをうけ発表された。
レンジローバーと並行して開発されていたというレンジローバー スポーツは、モデル的には、「レンジローバー」と、「レンジローバー イヴォーク」の中間に位置するモデルに位置づけられ、レンジローバー史上もっとも速く、もっとも俊敏で、もっともレスポンスに優れたモデルであるという。
今回のレンジローバー スポーツはベースがレンジローバーとなっており、また、これまで採用されるか否かが注目されていた、アルミニウムボディを採用。ボディサイズは先代比で全長が62mm、全幅が55mm拡大しつつ、最大で420kgもの軽量化を達成している。
装着されるエアサスペンションは5世代めとなり、可動範囲は最大で185mm、最低地上高は最大で278mmになる。これに組みあわされるトルセン・ディファレンシャル付の単段速トランスファーケースは、ホイールトラベルがフロント260mm、リアが272mmを誇り、アーティキュレーションは546mmにも達する。
また、レーン・デパーチャー・ワーニング(車線逸脱警報機能)、トラフィック・サイン・レコグニッション(道路標識認識機能)、オートマチック・ハイビーム・アシストなどの運転支援システムなど、最新の安全技術を採用する。
さらに、ストールン・ビークル・トラッキング(盗難車両追跡機能)、エマージェンシー・コール(緊急通報機能)、ランドローバー・アシストコールといった機能をうけるために「コネクティビティ・パッケージ」も用意される。
搭載されるエンジンは、510psを発生するV型8気筒のスーパーチャージドエンジンを頂点に、340psを発生する3.6リッターV型6気筒スーパーチャージドエンジン、292psと258psを発生する6気筒ディーゼルエンジンの4種類が用意される。また、今後は338psを発揮する4.4リッターのV型8気筒ディーゼルエンジンや、4気筒のダウンサイジングエンジン、さらには2013年中には、CO2排出量169g/kmを誇るディーゼルハイブリッドモデルも発表する予定であるとアナウンスされている。
トランスミッションは全車、ZF社製の8段オートマチックを採用。インテリジェント・ストップ/スタート・システムも搭載している。
今回、搭載される「テレイン・レスポンス」は第2世代に進化しており、あらゆる走行シーンにあわせた車体セッティングを自動でおこなってくれる。また、水場を走行中に、ミラーに取り付けられたセンサーにより計測した情報をディスプレイに表示。水深が、渡河限界である850mmに近づくと警告をおこなう「ウェイド・センシング」をあらたに採用している。
このレンジローバー スポーツは、英国のランドローバーの開発拠点で設計・開発され、ソリハルにある低エネルギー工場で生産されるという。