ふたつのセクションに分け、フェンディのイノベーションを象徴する30点を展示

カール・ラガーフェルドによる初のファーコレクション、1965年

1925年の創業以来、ファークリエイションで最高峰の技術力を誇り、パイオニアでありつづけるフェンディ。エドアルドとアデーレ・フェンディ夫妻がイタリア・ローマに工房を併設した皮革製品の店をオープンしたことにその歴史をもつイタリアン・ラグジュアリーブランドである。そのファーアイテムは、1965年のカール・ラガーフェルドのデザイナー就任や、現在までつづく技術革新などにより、いまなお高度なクラフツマンシップと洗練されたデザインで世界中の女性たちを魅了している。

そんな約90年もの間一貫した芸術と研究の軌跡を再現してきたフェンディのクリエイティビティを紹介するのが『FENDI - UN ART AUTRE Another Kind of Art, Creation and Innovation in Craftsmanship～フェンディ　もうひとつのアート、クリエイションとイノベーションの軌跡～』だ。

世界に先駆け日本で初開催される本展では、イタリア国内外で活躍し、美術史家で美術評論家のエマニュエラ・ノビーレ・ミーノが監修を担当。展示では、1970年から2013年までに制作され、フェンディがファッション界にもたらしたイノベーションを象徴する約30点を抽出。それを「アナトミーとカラー」「ラグジュアリーとレボリューション」のふたつのセクションに分けて展示する。

「アナトミーとカラー」では伝統的な製造工程とフェンディによって開発された実験的な技術が紹介されるほか、「ラグジュアリーとレボリューション」では、1997年に発表された日本の着物にファーのチュール生地をあしらったコレクションなど、フェンディならではのあたらしいラグジュアリーの概念が示される。

カール・ラガーフェルドのスケッチ

ファーの精製、および裁断工程

このほかにも会場にはファーアトリエが設けられ、会期中は職人がデモンストレーションをおこない、卓越した技術を披露。さらに、ブランドの歴史やファーのクリエイションの進化の過程を紹介するイントロ室なども設けられているそう。

フェンディのアートとクラフトの歴史と未来を表現する本展。創業以来受け継がれてきた伝統、比類なきクラフツマンシップ、ものづくりへの情熱が詰め込まれたフェンディのアートの世界を、五感をフルに使って堪能してほしい。

『FENDI - UN ART AUTRE Another Kind of Art, Creation and Innovation in Craftsmanship～フェンディ　もうひとつのアート、クリエイションとイノベーションの軌跡～』鑑賞券を5組10名様にプレゼント！

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応募締切｜4月2日（火）正午まで

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ビッグバン」のタブレット、2013年春夏

『FENDI - UN ART AUTRE Another Kind of Art, Creation and Innovation in Craftsmanship～フェンディ もうひとつのアート、クリエイションとイノベーションの軌跡～』
会期│4月3日（水）～4月29日（月・祝）　※月曜休館。ただし4月29日は開館
時間│10:00～17:00
会場│東京藝術大学大学美術館 展示室3・4
東京都台東区上野公園12-8
Tel.03-5777-8600（ハローダイヤル）
観覧料│一般1200円、高校・大学生700円　中学生以下は無料