Audemars Piguet|SIHH2013 新作ウォッチコレクション
WATCH & JEWELRY / SIHH&BASEL
2015年3月25日

Audemars Piguet|SIHH2013 新作ウォッチコレクション

Audemars Piguet|オーデマ ピゲ

ダイバーズやレディスモデルも見逃せない

ロイヤル オーク オフショアに超絶の超複雑時計が登場

船窓をイメージした八角形べゼルを装備し、スポーティなデザインを特徴とする「ロイヤル オーク オフショア」コレクションから、今年は、オーデマ ピゲを象徴する超複雑時計「グランド コンプリカシオン」機構を搭載したモデルが登場。

Text & Event Photographs by SHIBUYA Yasuhito

時計関係者の間で「時計の谷」と呼ばれるジュウ渓谷のル・ブラッシュを本拠に、1875年の創業以来、一度も休むことなく時計作りをつづけてきたオーデマ ピゲ。懐中時計として1887年に開発した機械式時計の頂点「グランド コンプリカシオン」(グランド コンプリケーション=超複雑時計)をはじめ、数々のエポックメイキングな時計を生み出してきた名門マニュファクチュールだ。

2013年は、そんな同社の超複雑時計のなかでも、象徴的存在のひとつともいえる「グランド コンプリカシオン」機構を搭載したモデルが、もっともスポーティな「ロイヤル オーク オフショア」コレクションから登場。さらに、このコレクションからは、本格ダイバーズにくわえ、これまでにないジュエリータイプのレディスモデルまでもがあらたに加わった。

また、それ以外の注目すべきコレクションとして、創業者のひとりでもある時計師のジュール=ルイ・オーデマ氏の名を冠したシンプルな丸型モデル「ジュール・オーデマ」の薄型自動巻きモデルや、「トラディション」から超複雑時計の最新作も発表されるなど、コアな時計ファンにとって見逃せない充実のラインナップとなった。

Audemars Piguet|オーデマ ピゲ 会場

Audemars Piguet|オーデマ ピゲ 01

Royal Oak Offshore Grande Complication|
ロイヤル オーク オフショア・グランド コンプリカシオン

世界で最もスポーティで精悍な超複雑時計

スポーティな直径44mmサイズのチタンケースのなかに、グランド コンプリカシオンと呼ばれるための4つの機能、時刻を音で知らせるミニッツリピーター、スプリットセコンドのクロノグラフ、永久カレンダーを搭載した「ロイヤル オーク オフショア・グランド コンプリカシオン」は、世界でもっとも複雑なラグジュアリースポーツウォッチ。シースルー化されたケース、オープンワーク化された文字盤側からも、ひとりの熟練の時計師が4~6ヶ月をかけて調整し完成させた芸術的な機械式ムーブメント・キャリバー2885が動く姿をいつでも楽しむことができる。“毎日着けられる”タフで現代的なグランド コンプリケーションウォッチとして、コレクターならぜひ手に入れたい歴史に残る逸品だ。

自動巻き、チタンケース(ベゼル&リュウズ&クロノボタンはセラミック製)、ラバーストラップ、ミニッツリピーター&スプリットセコンドクロノグラフ&永久カレンダーの4機能を備えた総パーツ数648のキャリバー2885搭載、シースルーバック、20m防水、世界限定3本、6300万円(予価)。6月発売予定。


Audemars Piguet|オーデマ ピゲ 05

Royal Oak Offshore Chronograph|
ロイヤル オーク オフショア・クロノグラフ

オフショア コレクション初のセラミックケースモデル

スポーティな「ロイヤル オーク オフショア」にあらたに加わったのは、従来のSSケースの約7倍の高度を持ち耐蝕性に優れた、高密度セラミックケース&ベゼルのクロノグラフモデル。ケースの製作には従来のSSの8倍となる12時間が、ベゼルの製作にいたっては従来の45分に対し実に10数倍の8時間も要するという。ムーブメントはジャイロマックステンプを搭載したオーデマ ピゲの自社製キャリバー3126/3840。ストラップまでブラックの精悍な仕様だがメガタペストリー・モチーフなど、アイコンとなるモチーフもしっかりと織り込まれている。

自動巻き、セラミックケース&ベゼル、ラバーストラップ、シースルーバック、100m防水、336万円(予価)。9月発売予定。


Audemars Piguet|オーデマ ピゲ 9

Royal Oak Offshore Diver|
ロイヤル オーク オフショア・ダイバー

インナーベゼル機構付き&セラミックケースの本格ダイバーズモデル

インナーベゼル機構付き&セラミックケースの本格ダイバーズモデル

上のクロノグラフ同様にブラックセラミックケースで新登場となる「ロイヤル オーク オフショア・ダイバー」。300m防水本格ダイバーズモデルだ。機構上の特徴は潜水時間のマーキングを一般的な逆回転防止機構付きの回転ベゼルではなく、10時位置のロック機構付きリュウズで操作し、文字盤外周の回転式インナーベゼルでおこなうこと。それにより、機構的には複雑だが安全確実なマーキングが可能となる。またインデックスと針には夜光塗料がほどこされ、水中でも確実な視認性が確保されている。なおムーブメントは定評のあるキャリバー3120の自動巻き。

自動巻き、セラミックケース、ラバーストラップ、シースルーバック、300m防水、183万7500円(予価)。9月発売予定。


Audemars Piguet|オーデマ ピゲ 12

Ladycat Royal Oak Offshore Chronograph|
ロイヤル オーク レディーキャット オフショア・クロノグラフ

活動的な女性のためのスポーツ・ハイジュエリーモデル

「ロイヤル オーク オフショア レディーキャット・クロノグラフ」は、オーデマ ピゲがスポンサーを務めるカタマラン(双胴)ヨットレースの女性スキッパーからインスピレーションを受けデザインした、スポーティな女性のためのクロノグラフモデル。ブラック、ゴールド、グリーンを組み合わせた文字盤とクロノグラフカウンターの針のカラーリング、ベゼルとラグにセッティングされた合計64個のダイヤモンドか、美しく腕元を引き立ててくれる。直径37mmというケースサイズも女性のために選ばれたもの。なお“レディーキャット”という愛称は、このレースカテゴリーで唯一女性操舵手が活躍している船の名前である。

自動巻き、64個のブリリアントカットダイヤモンド(計1.69カラット)をセットしたSSケース&ラグ、ラバーストラップ、ケースサイズ
直径37mm、50m防水、世界限定150本、262万5000円(予価)。6月発売予定。


Audemars Piguet|オーデマ ピゲ 16

Tradition Tourbillon Minute Repeater Chronograph|
トラディション・ミニッツリピーター・トゥールビヨン・クロノグラフ

伝統のスタイルに、伝統のメカニズムを搭載

時計通ならひと目見ればオーデマ ピゲと分かる1920年代に懐中時計用として誕生したクッション型ケースに、ミニッツリピーター、トゥールビヨン、クロノグラフと3つの複雑機構を凝縮して収めた新作複雑時計。「ロイヤル オーク オフショア・グランド コンプリカシオン」とは対照的なトラディショナルなテイストが時計愛好家の心を掴んで話さない。直径47mmのケースはミニッツリピーターの美しい音響のための十分な空間を持ち、ケース左側のレバーをスライドさせると極上の音で時刻を知らせてくれる。シースルーのケースバックから眺められるムーブメントキャリバー2874はまさにオーデマ ピゲの伝統と最高峰の職人技を凝縮した芸術品。間違いなく今年発表された複雑時計の中でも、時計コレクター垂涎の逸品である。

手巻き、チタンケースにホワイトゴールド製ベゼル、クロコダイルストラップ、ケースサイズ47☓47mm、非防水、世界限定10本、3969万円(予価)。3月発売予定。

オーデマ ピゲ ジャパン
03-6830-0000
http://www.audemarspiguet.com/jp/

           
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