アウディR8のEV「R8 e-tron」に世界初のリアビューカメラを採用|Audi
Audi R8 e-tron|アウディ R8 e-トロン
アウディR8のEV
「R8 e-tron」に世界初のリアビューカメラを採用
アウディは、R8をベースにした電気自動車「R8 e-tron」に、量産車では世界初となるリアビューカメラを採用した。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
ニュル最速の電気自動車
R8 e-tronはその名前のとおり、アウディのスポーツモデル「R8」をベースにしたピュアEVで、ことし6月にはニュルブルクリンク サーキットにおいて1周「8分09秒099」という記録で、電気自動車最速記録を更新している。
R8 e-tronに搭載されるモーターは最高出力280kW、最大トルク820Nmを発揮。49KWhの電池を、センタートンネルからリヤアクスルにかけてT字型に搭載し、215kmの航続距離をほこる。ボディはアルミニウムをベースに、カーボン繊維強化プラスチック(CFRP)を多用した超軽量で、車両重量はわずか1,780kgだ。
0-100km/h加速は4.6秒、最高速度は200km/hとアナウンスされている(ニュルブルクリンク アタック時には最高速度を250km/hに変更)。
このR8 e-tron、ル・マン24時間レースで1-2-3フィニッシュを果たしたR18 e-tronとおなじく、軽量化のためリヤガラス部分もCFRPになっている。そのため、後方視界を確保するためリアビューカメラを内蔵。カメラの映像は通常のルームミラーの位置にセットされる7.7インチのカラー液晶モニターに映し出される仕組みがとられている。
このモニターはサムスン ディスプレイ社製AMOLEDモニターで、携帯電話にも利用されており、低い電圧で自己発光し、従来のLCDにくらべて省電力かつ明るいといのが特徴だ。
ニュルブルクリンクで最速アタックをした際のビデオからも、この液晶式リアビューカメラがR8 e-tronに搭載され、通常のルームミラーとおなじように利用できることがわかる。
このR8 e-tron、年末には少量の量産が予定されている。