メルセデス・ベンツのフラグシップSUV、GLクラスがモデルチェンジ|Mercedes-benz
CAR / MOTOR SHOW
2014年12月12日

メルセデス・ベンツのフラグシップSUV、GLクラスがモデルチェンジ|Mercedes-benz

Mercedes-Benz GL-class|メルセデス・ベンツ GLクラス

メルセデス・ベンツのフラグシップSUV、GLクラスがモデルチェンジ

ダイムラーは、メルセデス・ベンツのSUVラインナップ中最高級モデルである「GLクラス」をモデルチェンジし、ニューヨーク国際オートショーにて発表した。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)

さらに出力を増したV12ユニット

GLクラスはMクラスをベースに室内空間を伸張した、メルセデス・ベンツのSUVラインナップ中でも最上位に位置づけられる7人乗りモデル。今回のモデルチェンジにおいては、全長5,120×全幅2,141×全高1,850mm、ホイールベース3,075mmという立派な体躯をもつSUVでありながら、環境性能を向上させ、各種電子デバイスをもちいて、快適性、安全性もさらに高めた。

ニューヨークで発表された2つのモデルのうち「GL550 4MATIC BlueEFFICIENCY」は最高出力300kW(408ps)/5,000-5,750rpm、最大トルク600Nm/1,600-4,750rpmを発生するV型8気筒4.6リッターツインターボエンジンで4輪を駆動し、静止状態から100km/hまでの加速が5.9秒、最高速度250km/hというパフォーマンスを発揮する。

もうひとつのモデルは3.0リッターV型6気筒のブルーテック ディーゼルエンジンを搭載する「GL350 BlueTEC 4MATIC」。最高出力は190kW(258ps)/1,600-2,400rpm。ディーゼルならではの豊かなトルクを有し、最大トルクは前述のGL550を超え、620Nm/1,600-2,400rpmとなる。

Mercedes-Benz GL 350 BlueTEC 4MATIC|メルセデス・ベンツ GL 350 ブルーテック 4MATIC

Mercedes-Benz GL 350 BlueTEC 4MATIC|メルセデス・ベンツ GL 350 ブルーテック 4MATIC

燃費は、アイドリングストップや燃料直接噴射、7段ATなどを採用することでGL550において11.3-11.6ℓ/100km(およそ8.6-8.8km/ℓ)、CO2排出量は262-269g/kmを達成。ディーゼルエンジンのGL350では燃費7.4-8.0ℓ/100km(およそ12.5-13.5km/ℓ)、CO2排出量192-209g/kmとなる。

安全性能面では、車線のはみ出しにたいし自動的に補正をおこなう「アクティブ レーンキーピング アシスト」
、左右斜め後方の死角に他車が入ると警告をおこなう「アクティブ ブラインドスポット アシスト」、サラウンドビューカメラ付きパークアシストなど、数多くの電子デバイスを用いたアクティブセーフティ機能を装備。また、オンロードでもオフロードでも快適な乗り心地を提供するとともに、地面の凹凸への対応のみならず横風への対応もおこない、車両のスタビリティを確保するというセルフレベリング付きのエアサスペンションのほか、オプションとなるものの、前後輪のアクスルがアンチ ロールバーとなりコーナリング時のロールを抑え、高い速度でも安定してカーブを抜けることができるという「アクティブ カーブ システム」も用意される。

「ラフな道でもSクラスなみの乗り心地」を謳うこのGLクラス。内装も、横基調でワイド感を演出する木目のダッシュボードやレザーをふんだんに使った内装で、高級感と余裕ある空間を演出している。いっぽうで、スポーティ志向のユーザーには、「AMG エクステリア スポーツ パッケージ」があらたにオプションとして設定されたことも注目だ。

アメリカでの発売は年内が予定されている。

car_brand_top

exclusive_auto_collection
openers_car_top

           
Photo Gallery