heliopole|『エリオポール 銀座』の看板娘、杉田 歩さん
heliopole|エリオポール
「アイテム数が限られているメンズ服。その歴史や伝統が好きです」
『エリオポール 銀座』スタッフ 杉田 歩さん
『エリオポール 銀座』スタッフの杉田 歩さんがセレクトしたジーンズは、エリオポールいち推しのイタリアのパンツブランド、BETWOIN (ベトウィン)のもの。この春は、ウォッシュドのカラーパンツもリリースしていて、サックス、パープル、ライムグリーン、ホワイトなどリゾートテイストな着こなしにフィットするきれいな色が揃う。
Text by KAJII Makoto(OPENERS)Photos by HOZUMI Hitomi(fixakey)
女性がはいてもすっきり決まるシルエット
エリオポールで2年目を迎えた杉田 歩さんがはいているのは、イタリア・ナポリ郊外で2004年にスタートしたベトウィンのデニム。「私がはくとちょっと太めに感じてしまいますが、ほどよくテーパードした細身のシルエットで、股上は浅め、腰回りはコンパクトなつくり。ヒップからモモ裏にかけて伸縮性をもたせた素材を使っているのが特徴です。メンズのデニムでは珍しいクリース入り。ドレッシーで、適度なダメージ加工もこなれた感じを演出してくれますね。とても立体的なシルエットなので全体的な形がすっきりと決まりやすく、愛用しています」とお薦めする。
エリオポールのオリジナルアイテムをはじめ、ベトウィンのデニムのように、ジャケットなどと組み合わせても楽しめるカジュアルアイテムも多く揃う銀座店。「銀座店の男性のお客さまは、おしゃれ好きな方が多く、お好きなモノが決まっていて、目的買いされる方もたくさんいます。逆に女性のお客さまはウインドウショッピングを楽しまれたり、顧客としてずっとかよっていただいている方が多いショップです」と杉田さん。
男性の客層は20代から50、60代までと幅広い。「接客で気をつけているのは、会話のなかから、お客さまが潜在的に着たい、ほしいと思っているものを引き出すこと。探していらっしゃるものをちゃんとお届けするように心がけています」
そういう杉田さんがおしゃれだと感じている有名人は、テリー伊藤さん。「一見、色合いが奇抜で派手な感じを受けますが、よく見ると絶妙な合わせ。そしていそんなアイテムを着こなせる個性と知識をおもちですね。自分とはかけはなれていますが(笑)、見ていてとても勉強になります」
メンズの服の魅力については「たとえば、ボタンや見返しなど細かなディテールひとつにもきちんと理由があって、それが現在の服にも残されているところですね。ジャケット、シャツ、パンツ、コート、ベストなど限られたアイテム数のなかで、歴史と伝統ある世界観と流行が表現されているのが好きです」と杉田さん。
エリオポールが提案するトラディショナルの魅力を再発見してほしい。
エリオポール 銀座
東京都中央区銀座1-6-2
Tel. 03-3563-0456(メンズ)
営業時間|11:00~20:00
年中無休
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