talking about wonder gift 2015 【中原慎一郎】|MARGARET HOWELL
FASHION / WOMEN
2015年12月3日

talking about wonder gift 2015 【中原慎一郎】|MARGARET HOWELL

MARGARET HOWELL|マーガレット・ハウエル

talking about wonder gift 2015

中原慎一郎が語る「贈りもののこだわり方」

家具を扱う「Playmountain(プレイマウンテン)」やカフェ「Tas Yard(タスヤード)」など、さまざまなショップやプロジェクトの仕掛人として各界から注目される中原慎一郎氏。「月の半分は海外などに行ってます」という中原氏の広い視野からの“ギフト選び”とは。

Photographs by jamanadfixText by KAJII Makoto

モノだけでなく、エクスペリエンスを

自分も海外へ行くことが多いのですが、海外からも編集者、作家、デザイナー、飲食関係などさまざまなジャンルのひとが訪れます。作家からは作品をもらうことが多いですね。あと、自分が手がけた畑で採れたてづくりのチリソースとかもお土産でもらいます。この前、砂漠で結婚式があったんですが、招待客に、当日のマップと日焼け止めクリームなどのセットが用意されていたのも面白いギフトでした。

海外から来たひとには、なるべくモノだけを贈るのではなく、ある場所に連れて行って、“景色を覚えていてくれるようなギフト”をあげたいと思っています。モノにまつわる経験=エクスペリエンスは、今の時代にかけがえのないものです。

変わらない価値観を贈る

マーガレット・ハウエルのハウスホールドグッズのラインナップを見ていると、デザイナーのマーガレットさんが自分で実際に使っているお気に入りなんだろうと、彼女の素の部分が見えるのが素敵です。きちんと実用性も高くて、変わらない価値観がちゃんとあるひとだなぁと。

どのアイテムも使う良さが伝わってくる。色目や質感などもマーガレット・ハウエルのニットとおなじ感覚がありますね。

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それと、マシンメイドとハンドメイドのクラフトの混ぜ方が上手。選ぶ方が真剣になるセレクトはさすがです。

モノにまつわる景色も贈る

大人になってくると、若いころと比べて、より思い入れのあるひとが絞られてきて、プレゼントも金額より“そのひとにあげたいもの”が明確になってきます。たとえば、一緒に旅をして、あるいはどこかを訪れて、時間を共有しながら、お互いにそれを覚えておくために経験と共感の場をつくっていく。

ただニットをあげるだけでなく、どこであげるかによって、ふとしたときにその情景を思い出す。モノにまつわるストーリーと景色をつくることができるのが大人です。

中原慎一郎|NAKAHARA Shinichiro
ランドスケーププロダクツ・プレイマウンテン代表
1971年鹿児島県生まれ。鹿児島大学教育学部美術科卒業。97年に友人らとともにランドスケーププロダクツ結成。2000年有限会社ランドスケーププロダクツ設立。同年、神宮前にショップ「プレイマウンテン」オープン。デザイン設計業務も同時に開始。カフェ「Tas Yard」、コーヒースタンド「BE A GOOD NEIGHBOR COFFEE KIOSK」、子どものためのレーベル「CHIGO」、ギャラリースペース「CURATOR’S CUBE」、ヴェトナム麺食堂「Pho 321 Noodle bar」を展開。また住宅/店舗のデザイン業務、イベントプロデュース/ブランドディレクションを手がける。
www.landscape-products.net

問い合わせ先

アングローバル

Tel. 03-5467-7874(MENS)

Tel. 03-5467-7864(WOMENS/HOUSEHOLD GOODS)

http://www.margarethowell.jp


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