「タイタニックDNA スティームパンク」
Ref.RJ.T.AU.SP002.01
価格｜210万円（税別）
SSケース　ブラックPVD
自動巻き
50mm径
2012本限定

『タイタニックDNAコレクション』は、調査用に回収された客船タイタニック号の一部を時計のパーツとして使用している。特徴的なのはベゼル。錆びたタイタニック号のスチールを使っているのだが、タイタニック号の造船所・ハーランド＆ウルフ社（現在も造船を行っている）のグレードAのステンレススチール素材と合体させてつくるという凝った仕様である。もちろん、腐食がこれ以上すすまないように特殊加工が施されている。ボイラー室から発見された石炭の粉塵を文字盤に使用している金側のモデルもある。

『ムーンDNAコレクション』はアポロ11号のDNAを受け継ぐ時計。船体の一部やムーン・ダストを混ぜたパーツを時計に使用しているそうだ。ダストというから砂より小さい塵なのだろう。

「ブラック・ムードの文字盤には、月面で探索中に、たまたま月の地面に落とした、たしかフィルムボックスでしたかね、そのなかから採取された物質を混ぜ込んでいるそうです」

素材の証明書とUSBメモリに取り扱い
説明書などが入った時計の保証書。

エッチングのモチーフは月面の足跡。
それぞれの時計にはシリアルナンバー
が入る。

フォールディングクラスプには
普通の美錠がついている。

日本での発売は『ムーンDNAコレクション』『タイタニックDNAコレクション』『エイヤフィヤトラヨークトルDNAコレクション』の順になる。

「タイタニックというと沈んだというイメージがありますよね。販売店の意向もありこのムーンDNAコレクションのムーンDNAブラック・ムードが日本での第一弾となりました」

余談だが、日本の時計業界は縁起を担ぐようだ。昔は保証書の購入日を「○○年○月吉日」と記載する会社もあった。

搭載されるムーブメントは、旧ジャケ社から派生したラ・ジュー・ペレかコンセプトのどちらか。それぞれの時計には、使用している素材の証明書が付属する。

別売りのクロコダイルストラップ（価格未定）。「アポロ11号の宇宙服の糸くずというか糸ごみをミックスさせてつくっているそうです」（山口さん）

「ムーンDNA ブラック・ムード」
Ref.MG.FB.BBB.00
価格｜210万円（税別）
SSケース　ブラックPVD　カーボンファイバー
自動巻き
46mm径
3気圧防水
1969本限定

『ムーンDNAコレクション』のムーン・ダストシリーズ。月のクレーターをイメージした文字盤にはムーン・ダスト、ベゼルにはアポロ11号のスチール部品が素材の一部として使用されている。

「ムーン・インベーダー　スピードメタル・オートマティック」
Ref.RJ.M.AU.IN.005.01
価格｜160万円（税別）
SSケース
自動巻き
46mm径
3気圧防水
1969本限定

これはムーンDNAコレクションのムーン・インベーダーシリーズ。おなじムーンDNAコレクションながら、モダンな顔つきでブラック・ムードとはイメージがまったく異なる。裏蓋についたメダルにはアポロ11号のパーツが使用されている。

「ムーン・インベーダー　スペースインベーダー」
Ref. RJ.M.AU.IN.006.02
価格｜250万円（税別）
SSケース　ブラックPVD
自動巻き
46mm径
3気圧防水
78本限定

タイトーのスペースインベーダーをモチーフにしたモデルもある（カラーバージョンとモノクロバージョン）。当時のゲーム機の部品は使用してはいないそうだ。残念ながら作動しないのでゲームはできない。この時計の裏蓋にもアポロ11号の部品を使用したメダルがついている。