アウディA3公開|Audi
CAR / MOTOR SHOW
2015年1月20日

アウディA3公開|Audi

Audi|アウディ

アウディA3公開

3代目となる新A3が公開された。注目はフォルクスワーゲングループのモジュール計画であるMQBプラットフォームを使った初のクルマだという点だ。

Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)

切れ味のするどい味付け

ボンネットをアルミ製にするなど、軽量化技術、「アウディ ウルトラ」と、MQBプラットフォームによって、先代よりも80kgの軽量化をはたし、1.4リッターTFSI搭載モデルでは1,175kgという車重を達成した新型A3。Cピラーの傾斜も強いので、クーペのようなスポーティな外見となり、事実、アウディによれば、切れ味鋭いドライビングスタイル、という味付けになるようだ。

シングルフレームグリルとLED、キセノンを組み合わせたヘッドライトの面持ちは、アウディならでは。ライトにかんしてはオプションとしてLEDデイタイムランニングライトやLEDテールライトが用意されるほか、完全なLEDライト化も予定されている。

サイズは先代とほぼおなじ、全長4,237×全幅1,777×全高1,421mmだが、ホイールベースは23mm延長され2,061mmとなっている。

アウディA3公開|Audi 01

アウディA3公開|Audi 02

一新されたインテリアには、アウディ コネクトとよばれる、モジュール化されたインフォテインメントシステムが組み込まれ、AmbitionおよびAmbientラインには標準で詳細な3D映像を表示する情報装置が搭載される。そのほか、オプションでパノラミックサンルーフも用意される。

エンジンは3種類 クワトロも登場予定

エンジンはディーゼル1種類、ガソリン2種類の3種類からのスタートとなる。いずれも4気筒で、それぞれがダウンサイジング化とともに、直噴、ターボチャージング、サーマルマネージメント、スタートストップといった燃費改善技術を取り入れたものだ。

ディーゼルエンジンは、2.0リッターTDI。最高出力150ps(110kW)、最大トルク320Nmだ。0-100km/h加速は8.6秒、最高速度216km/h。燃費は4.1ℓ/100km、CO2排出量106g/kmだ。

アウディA3公開|Audi 03

ガソリンエンジンはエントリーレベルが1.4リッターTFSI。最高出力122ps(90kW)、最大トルク200Nmで、この最大トルクを1,500rpmから発生するのが売りだ。0-100km/h加速は9.3秒。最高速度203km/h。燃費5.2ℓ/100km。CO2排出量は120g/kmとなる。

ローンチ時点で上位モデルとなるのは1.8リッターTFSI。最高出力は180ps(132kW)、最大トルクは250Nm/1,250-5,000rpm。直噴システムには、補助的な燃料噴射によって、バルブストロークを変えるアウディ バルブリフトシステムや、始動時にすばやくエンジンをあたためるサーマルマネージメント技術が採用される。0-100km加速は7.2秒。最高速度は232km/h。燃費5.6ℓ/100km、CO2排出量130g/kmだ。標準で6段マニュアルトランスミッションが組み合わされるほかのユニットとことなり、こちらは7段Sトロニックトランスミッションとの組み合わせとなる。

いずれもマグネティックサスペンションをオプションとして設定することもできるフロントエンジン・フロントドライブ車となり、今年中に、4輪駆動版である、クワトロも登場予定だ。さらに、今年中には、第4のエンジンとして、ディーゼルのラインナップに1.6リッターTDIがくわわるようだ。このエンジンは燃費3.8ℓ/100kmと燃費にすぐれ、CO2排出量は99g/kmとなる。また、天然ガスエンジンや、電気・天然ガスハイブリッドのe-gasバージョンも開発中だという。

日本への導入は現在のところ未定だが、ヨーロッパでの販売は春からになり、価格は2万1600ユーロから。

さらにアウディはA3の5ドアバージョンであり、豊富なオプション設定が可能なスポーツバックをガソリンエンジン4種類、ディーゼルエンジン4種類で投入するほか、カブリオレも用意している。

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