XFにステーションワゴン XFスポーツブレイクを追加|Jaguar
CAR / MOTOR SHOW
2014年12月15日

XFにステーションワゴン XFスポーツブレイクを追加|Jaguar

Jaguar XF Sportbrake|ジャガー XFスポーツブレイク

XFにステーションワゴン XFスポーツブレイクを追加

クーペのようなラインをもったスポーティなジャガーのサルーン「XF」のステーションワゴン版が「XFスポーツブレイク」の名とともに、その姿をあきらかにした。実車は開幕が目前にせまったジュネーブ国際モーターショーに登場する。

Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)

サルーンモデルと同等の運動性を維持

Bピラー以降の形状がかわり、ステーションワゴン型、あるいはシューティングブレイクと呼ばれる姿をえたXFが「XFスポーツブレイク」の名で、ついに正式に姿をみせた。ジャガーによれば、形状変更にともなう重量増加は70kg以下におさえており、エアロダイナミクス、ねじれ剛性などもサルーンモデルと互角。サイズもサルーンからの変化はほぼなく、わずかに全長が5mm伸びただけだという。

ルーフラインの変更にともない、リアのヘッドルームは48mm延長。荷室はゴルフクラブが横向きに入るほどの幅をもつ。容量は通常の5シーター状態で550リッター。60:40で分割されるリアシートを、テールゲートそばのボタンで倒せば、最大で奥行き1,970mm、容量1,675リッターのカーゴルームとなる。

XFにステーションワゴン XFスポーツブレイクを追加|Jaguar 02

XFにステーションワゴン XFスポーツブレイクを追加|Jaguar 03

パワートレインは、スタートストップシステムを採用し、ジャガーのエンジン中、もっとも燃費のいい2.2リッター4気筒ディーゼルエンジンと、高パフォーマンスを発揮する3.0リッターV型6気筒ツインターボディーゼルエンジンがチューニングのちがいで2種類の、計3種類が公表された。うち、もっとも高スペックとなる「ディーゼルS」は、最高出力202kW(275ps)、最大トルク600Nmを発生。どのエンジンにも8段オートマチックトランスミッションが組み合わされ、後輪駆動だ。3.0リッターV6ユニット搭載車種にはステアリングホイールにパドルシフトも用意される。

リアサスペンションは貨物の積載に対応すべく、サルーンモデルで採用されたコイルスプリングから、セルフレベリング機能搭載のエアサスペンションに変更されており、ダンパーコントロールを秒間500回おこなうという。

イギリス市場への投入開始は2012年第3四半期が予定されている。

spec

Jaguar XF Sportbrake|ジャガー XFスポーツブレイク
ボディサイズ|全長4,966×全幅1,877mm (ミラーを含む場合、全幅2,077mm)
ホイールベース|2,909mm
トレッド|前 1,599mm
後 1,605mm
荷室最大長|1,970mm
荷室最小幅|1,064mm
荷室最大容量|1,675リッター
後席後方容量|550リッター

           
Photo Gallery