BMW 2012年ジュネーブ国際モーターショーの出展概要を発表|BMW
CAR / MOTOR SHOW
2014年12月16日

BMW 2012年ジュネーブ国際モーターショーの出展概要を発表|BMW

BMW│ビー・エム・ダブリュー

ジュネーブ国際モーターショーの出展概要を発表

BMWは2012年ジュネーブ国際モーターショーの出展概要を発表した。非常に幅広いラインナップの出展を予定しているが、ハイライトは同社初の4ドアクーペ、6シリーズグランクーペとなりそうだ。

Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)

6シリーズグランクーペをワールドプレミア

BMWブランド初の4ドアクーペとなる6シリーズ グランクーペ。4ドアながらクーペらしい流麗なラインと、ラグジュリアスなインテリアをほこる。通常の6シリーズと比べて、113mmホイールベースが長く、後席に十分なレッグスペースが確保されているほか、460リッターのラゲッジスペースを、リアシートをたたむことで1,265リッターまで拡張できる。

モデルバリエーションは3種類。ガソリンエンジンの640iとディーゼルエンジンの640dは、3.0リッターツインターボ直列6気筒エンジンを搭載。最高出力は640iが235kW/5,800-6,000rpm、640dが230kW/4,400rpm、最大トルクは640iが450Nm/1,300-4,500rpm、640dが630Nm/1,500-2,500rpmだという。

トップモデルの650iは最高出力330kW/5,500-6,000rpm、最大トルク650Nm/2,000-4,500rpmの4.4リッターV8エンジンをつむ。

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すべてのモデルに可変バルブコントロールシステム「バルブトロニック」を採用し、トランスミッションは8段オートマチック。さらに650iには4輪駆動システム「xDrive」モデルが用意される。

M6のほか、M社の新カテゴリー「Mパフォーマンス」モデルが一挙お目見え

すでに報じたようにBMW M社からは6シリーズをベースとしたハイパフォーマンスモデル、M6が出展される。

さらにM社のあたらしいカテゴリーとして「Mパフォーマンス」と名づけられたモデルがM550d xDrive、M550d xDrive Touring、X5 M50d、X6 M50dと、一挙に4車種登場する。

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いずれもMシリーズゆずりのデザインとテクノロジーを備えたハイパフォーマンスモデルで、最大の特徴は全車に搭載される3.0リッター直列6気筒ディーゼルエンジン。これは大出力を発生する1つの大きなターボチャージャーとレスポンスにすぐれる2つの小型ターボチャージャー、合計3つの過給器をもったエンジンで、4,000rpmで最高出力の280kWを、2,000rpmで最大トルクの740Nmを発生する。サスペンションやホイールもMゆずりのスポーティなもの。5シリーズをベースとしたM550d xDriveならば0-100km/h加速4.7秒の高性能と6.3ℓ/100kmの好燃費を両立。CO2排出量は165g/kmだという。

3シリーズからはエントリーモデルとMスポーツパッケージ、そしてディーゼルモデルが登場

すでに2リッター4気筒ツインターボエンジンを搭載した328iが発売になっているあたらしい3シリーズには、エントリーモデルとして320i、ディーゼルエンジンモデルの318d、および316dが追加される。くわえてMスポーツパッケージモデルも出展されるという。

320iは328i同様、2.0リッター直列4気筒ツインターボエンジンを搭載するも、最高出力が135kW/5,000rpm、最大トルクが270Nm / 1250rpmに抑えられている。

とはいえ、先代に対しては、10kWの出力向上と60Nmのトルク向上をはたし、6段マニュアルトランスミッションとの組み合わせで0-100km/hは7.3秒と先代より0.9秒速く、燃費は5.9ℓ/100kmと0.5ℓ/100km良好。気筒制御技術バルブトロニックはカムシャフト制御技術「VANOS」と組み合わされる。

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ディーゼルエンジンユニットはツインターボチャージャーを組み合わせたオールアルミ構造の2.0リッター4気筒エンジン。

318dでは最高出力105kWを4,000rpmで、最大トルク320Nmを1,750-2,500rpmで発生し、0-100km/h加速は6段マニュアルモデルで9.1秒(8段オートマチック車の場合9.3秒)、最高速度は210km/h。燃費は4.5ℓ/100kmでCO2排出量は117g/kmだ。

316dは最高出力85kWを4,000rpm、最大トルク260Nmを1,750-2,500rpmで発生。0-100km/h加速は6段マニュアルモデルで10.9秒、8段オートマチックモデルの場合11.3秒、最高速度は202km/h。燃費はマニュアルモデルが4.4ℓ/100km、オートマチックモデルの場合4.5ℓで、CO2排出量は115g/kmと116g/kmだ。

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3シリーズにはさらに、将来的にはアクティブハイブリッド3が、6月からは4輪駆動のxDriveモデルが追加される予定だ。320i xDrive、320d xDrive、328i xDrive、335i xDriveの登場が決定しており、320d xDriveならば、6段マニュアルモデルが0-100km/h加速7.5秒、8段オートマチックモデルが7.4秒。マニュアルモデルの燃費は4.8ℓ/100km、CO2排出量は127g-129g/km。いっぽう、オートマチックモデルでは燃費4.7-4.8ℓ/100km、CO2排出量124-126g/100kmだという。

1シリーズにはCO2排出量100g/hmを割るモデルが登場

2011年9月にフルモデルチェンジとなった1シリーズにもバリエーションモデルが追加される。

シリーズ中、もっとも高いパフォーマンスのエンジンを搭載することになるのが125iで、2.0リッター4気筒ツインターボエンジンは最高出力160kW/5,000rpm、最大トルク310Nm/1.350-4,800rpmを発生。気筒制御技術バルブトロニックにカムシャフト制御技術VANOSが組み合わされる。6段マニュアルトランスミッションモデルで0-100km/h加速は6.4秒、最高速度245km/h。8段オートマチックモデルでは6.5秒と243km/hだ。燃費は6.6ℓ/100km、CO2排出量は154g/km。

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125dは2.0リッター4気筒ツインターボディーゼルエンジン搭載モデルで最高出力160kW/4,400rpm、最大トルク450Nm/1500-2500rpmと発表されている。先代にあたる123dとの比較では、最高出力で10kW、最大トルクで50Nmの向上をはたしている。

1シリーズにおけるハイライトは1.6リッター4気筒ディーゼルエンジン搭載の116d Efficient Dynamics Edition。CO2排出量99g/kmと、量産車としてははじめてCO2排出量100g/kmを割るモデルだ。最高出力は86kW/4,000rpm、最大トルクは260Nm / 1,750-2500rpm。6段マニュアルトランスミッションで0-100km/h加速は10.5秒、最高速度195km/h。燃費は3.8ℓ/100kmだ。

さらに春には1シリーズにもM スポーツパッケージが投入されるという。

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X6の新型も登場

全世界で15万台以上を出荷したスポーツアクティビティクーペ X6はデザインに変更がくわわるほか、装備を更新する。

また、東京モーターショーの際に展示され話題となったi3コンセプト、i8コンセプトはジュネーブでも展示される。

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