史上最強のTTが登場!|Audi
CAR / MOTOR SHOW
2014年12月16日

史上最強のTTが登場!|Audi

Audi|アウディ

もっとパワフルに、もっと速く、そしてもっとダイナミックに──

史上最強のTTが登場!

アウディAGは、TT RSをベースに、さらなるハイパフォーマンス化を図ったTT RS plusを発表した。同車は、3月6日より開催されるジュネーブ国際モーターショーにてお披露目される。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
Photographs by Audi

パワーアップされた直列5気筒TFSIエンジン

R8やRSシリーズなど、アウディのハイエンドスポーツモデルを手がける「quattro GmbH」社が、TTのトップモデルとして2009年にデビューさせたTT RS。そのパフォーマンスにさらに磨きをかけたモデルとして、このたび「TT RS plus」が発表された。TT RSと同様、クーペとロードスターがラインナップされる。

TT RS plusの最大のトピックはエンジンである。TT RS用に新たに開発された軽量コンパクトな2.5リッター直列5気筒TFSIユニットをベースにさらなるパワーアップが図られた結果、最高出力はベースモデル比でプラス20hpの360hp、最大トルクはプラス15Nmの465Nmを発生。その強力なパワーは、6段MTもしくは7段Sトロニックのギアボックスと、クワトロシステムを介して4輪に確実に伝えられる。

いわゆるツインクラッチ式セミATである7段Sトロニックには、ゼロ発進加速時にスロットル量を最適化するローンチコントロールシステムも備わる。ちなみに0-100km/h加速は、クーペのSトロニック仕様が4.1秒、MT仕様が4.3秒。一方ロードスターでは、Sトロニック仕様が4.2秒、6段MT仕様が4.4秒を記録。ベースモデルたるTT RSとの比較では、クーペ+6段MTモデル比で0.3秒の短縮に成功している。また、ライバルと思われるポルシェ ケイマンRの0-100km/h加速は5秒であるから、TT RS plusの俊足ぶりがいかなるものか想像できるだろう。最高速度はすべてのモデルで280km/hとなっている。

現代のハイパフォーマンスカーは、動力性能のみならず環境性能においても優れているのが一般的だが、TT RS plusについても同様で、燃費はクーペのSトロニック仕様が8.5ℓ /100km、ロードスターは8.6ℓ /100kmを誇っている。

Audi TT RS plus|アウディ TT RSプラス

Audi TT RS plus|アウディ TT RSプラス

価格は6万650ユーロから

昨今、「Audi ultra」なる軽量化技術をコアテクノロジーのひとつとして打ち出しているアウディ。TT RS plusもその例に漏れず、フロント部分がアルミニウム、後半部にスチールスチールを用いたハイブリッドボディ「アウディ スペース フレーム」の恩恵もあり、車両重量が1,450kg(クーペ+6段MT)に抑えられているのも特徴だ。パワー・トゥ・ウェイト・レシオは4.0kg/psを記録。

意匠面では、基本的にTT RSのそれが踏襲されており、シングルフレームグリルのメッシュにほどこされた専用加工や、ブラックとレッドにペイントされた19インチ5スポーク鍛造ホイールの採用など、ベースモデルからの変更はわずかなもの。ちなみに、タイヤには255/35R19サイズを採用。また、カーボンファイバー強化樹脂製ドアミラーも同車専用のアイテムだ。

ドイツ本国での価格は、クーペの6段MT仕様が6万650ユーロ。Sトロニック仕様が6万2800ユーロ、ロードスターではおなじく6万3500ユーロ、6万5650ユーロとなっている。

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