CAR /
MOTOR SHOW
2014年12月17日
マセラティ、SUVコンセプト「クーバン」を投入|Maserati
Maserati|マセラティ
2012年デトロイトモーターショー
マセラティ SUVコンセプト「クーバン」を北米市場に投入!
今回のデトロイトモーターショーで公開されたマセラティ「クーバン」は、2003年に「クーバンコンセプト」として登場し、2011年フランクフルトモーターショーで同社初のSUVとして発表された一台だ。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
はじめて北米で生産されるマセラティ
マセラティはデトロイトにて、「クーバン」を発表。マセラティ最大のマーケット、北米においてもっとも競争の激しいスポーツラグジュアリーSUVのセグメントにイタリア勢として参戦。マセラティのプロダクトレンジ拡大を狙う。北米での生産であり、ベースとなるのはジープのグランドチェロキーといわれる同車だがマセラティは「このモデルはまさにマセラティそのもので、マセラティの真髄であるスポーティーさ、エレガンス、グラマラス、ラグジュアリー、パフォーマンス、そしてクラフツマンシップと完全に調和している」と語る。
エンジンはマラネロでフェラーリによってつくられる
というのも、サスペンション、ブレーキ、ステアリング、電子機器と主要なパーツは100パーセント、モデナのマセラティ製なのだ。マセラティらしいデザインはロレンツォ・マラチョッティひきいる「マセラティ・スタイル・センター」の手によるもの。
さらに、パワートレインの設計はマセラティ・パワートレイン部門の責任者、パオロ・マルティネッリが担当している。フェラーリでF1のエンジン開発責任者として30年近く在籍した人物だ。詳細こそ不明なものの、このマルティネッリによるエンジンが、マラネロで生産され、トルコン式8段オートマチック・トランスミッションと組み合わされ、クーバンに搭載されるという。
極めて豪華なこの一台。果たして、北米市場の反応やいかに?