Audi S7 Sportback|S7がはやくもラインナップ
Audi S7 Sportback|アウディ S7 スポーツバック
A7のスポーツモデル、S7がはやくもラインナップ
アウディは、日本では今年5月に導入されたばかりのA7 スポーツバックのスポーティバージョンとして「S7 スポーツバック」をフランクフルトモーターショーで発表する。
文=松尾 大
S6にくらべ、よりパーソナル嗜好に
メルセデスのCLSに対抗して、アウディからリリースされた大型4ドアクーペ、A7 スポーツバックにあらたなスポーツモデルS7が追加され、2012年春に発売されることとなった。
エンジンは同時に発表されたS8とおなじ、新開発の4リッターV8ツインターボで、アウトプットは最高出力309kW(426ps)/7,000rpm、最大トルク550Nm/1,400-5,300rpmとS8にくらべ、最高出力で12kW(24ps)、最大トルクで10Nm控えめな数値となっている。それでも、この5メートルに達しようかという大柄なボディを4.9秒で100km/hに到達させ、紳士協定による最高速度250 km/hまでストレスなく加速させるという。燃料消費は約10.3km/ℓと発表された。
A7とおなじくこのS7もパーソナルカーとしての実用性を備えている。ラゲッジスペースはA7と同寸で、通常時535リットル、後部座席をホールディングすれば1,390リットルのスペースがあらわれる。また、ハイブリッドアルミ構造とよばれるボディは、おなじサイズのオールスチールボディにくらべ約15パーセントの重量減を実現したという。
アウディお得意のクワトロシステムを採用し、7段Sトロニックと組み合わせられる。また、このS7にはアダプティブエアサスペンション・スポーツとアウディドライブセレクトダイナミクスシステムが標準装備されている。
内外装も、基本的にA7から大きな変更点はなく、専用のグリルやバンパー、そして「S」または「V8 T」のバッヂが目立つ程度だ。足もとは標準で19インチ、オプションで20インチのアルミホイールを履く。インテリアについては、スポーティな雰囲気のナッパレザーとアルカンターラを組みあわせた素材のシートが特徴となっている。